新生児期の症状について
京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明
今回は、稀ではありますが、新生児に歯が生えてくる頃に認められることがある、歯茎の症状についてお話し致します。
乳歯が生えてくる時期は、各々異なります。生後6ヶ月頃が一つの目安ですが、生まれてきた時に、既に乳前歯が生えていることもあります。この頃に、歯ではない、白い粒々が認められることがあります。この白い粒々は「上皮真珠」と呼ばれています。この上皮真珠は、乳歯が生えてくるとほぼ消失します。また、歯が生えてくるであろう所に、腫れが認められることがあります。この腫れは、「萌出性胞」と呼ばれていますが、先に挙げた上皮真珠同様、乳歯が生えてくるとほぼ消失します。これら二つの症状は、経過を見て頂き、消失すれば問題ないのですが、その過程で何か不安なことがありましたら、歯科医にご相談されることをお勧めします。
更新日時:2009年01月02日 02時49分
歯の生えかわりについて
京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明
乳歯から永久歯に生えかわる時期は各々のお子さんによって異なります。平均的には、5~6歳頃からですが、7歳を過ぎてから始まることもあります。生えかわる順番としては、下の前歯から、ということが多いです。そして、この歯は、乳前歯の舌側から生えてくる場合があります。このことは特に問題にはなりませんが、二つの歯が外と内側に二重に存在する状態が長く続くと、清掃性が悪くなりムシ歯の原因となりますので、早めに乳歯を抜かれた方が良いでしょう。逆に、乳歯は抜けたけれど、永久歯が生えてこない場合があります。この原因は、隣の歯や歯茎にあることがあります。この時は、隣の乳歯を抜く、もしくは削る、歯茎が原因の場合は永久歯が生え易くなるような処置をする必要があります。いずれの場合も、歯科医師とご相談されることをお勧め致します。
更新日時:2008年12月04日 15時20分
顎関節症について
京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明
「開かない」「痛い」「音がする」、顎関節症の症状として多いのは、この3つです。そして、これらを引き起こす原因としては、ストレス、噛み合わせ、顎関節周囲の筋肉の緊張(コリ等)、顎関節の骨格的な問題等があり、かつ、複合的になっている場合もあります。
治療としては、これらの原因を取り除くことから始めます。まずは、リラックスした状態で、顎関節周囲のマッサージを繰り返して頂き、さらに噛み合わせに原因があれば、これを調整したり、顎関節症治療用のマウスピースを夜間就寝時にして頂く、と治療を進めていきます。これで改善される方が多いのですが、先に挙げた骨格的な問題や、症状が現れてから長い時間を経てしまった場合など重度のケースは、顎関節症の専門医による治療が必要となりますので、歯科医師による検診とご相談をお勧めします。
更新日時:2008年11月05日 11時57分
親知らず歯について
京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明
親知らず歯は真ん中から数えて8番目にある歯です。この歯は18歳頃から頭を見せ始めます。ただ、先天的に(生まれつき)ない場合もあります。そして、生えてきたからと言って、必ずしも抜かなければならない歯ではありません。
治療が必要なのは、親知らず歯やその周囲の歯茎等が痛い時や、横や斜め向きに生えてきた時等。歯茎が痛くなる主な原因は、歯ブラシがきちんと届いておらず清掃が充分にできていない事です。この歯は一番奥にある為、ブラシを入れる際、唇を閉じるといったコツが必要です。また横向きに生えている場合は、将来、歯並びを乱す原因となる事がある為、抜歯する事が多いです。ただしこの治療は専門医による処置が必要な場合があります。いずれのケースでも、まずは近くの歯科医院にてご相談される事をお勧めします。
更新日時:2008年10月02日 15時20分
歯根の治療について
京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明
歯の根(以下、歯根)には、神経と血管の通る管があります。この部分への治療が必要となるのは、歯の神経迄ムシ歯が及んだ時、以前歯根治療をしたものの再発等により再治療が必要となった時、歯の生え方の問題で神経を取らなければならない時などがあります。いずれの場合も、管の壁や根の先をきれいにした上で、差し歯や銀歯などを被せて噛めるようにすることを目的に治療します。この差し歯等を家に例えれば、歯根治療は、縁の下を整えることにあたります。ただ、この治療を受けられる方にとっては、治療の重要性に比べ、日々の治療前後で目に見える変化が乏しく、かつ週一回の治療が数ヶ月に及ぶことが多いため、治療を続けるに際し根気が必要となります。ですが途中で止めると、抜歯しか方法のない時があるので、最後迄治療されることをお勧めします。
更新日時:2008年09月03日 15時02分
時代はインプラントへ
京王堀之内阿部歯科医院 国際インプラント学会米国認定医 阿部 健
誰でも「抜けた歯が再び蘇るなら」と願っています。歯は失って初めてその有り難みがわかるもので、歯のない不自然さを嘆く方々は大変多いです。インプラントは、そんな方々のためにできた第三の歯と言えましょう。
よく皆様から「インプラントの手術は痛くないですか?」という質問を受けます。手術中は局所麻酔が効いているため無痛です。治療後は処方された薬をきちんと内服し、消毒にも通って手術した部分の清潔を心がけることが大切です。歯を抜く時と同じ麻酔状態で行う処置ですが、数ヶ月後に完成するインプラントの人口歯根を埋めるという気持ちのためか手術後の患者様の顔は明るいです。
入れ歯で悩む時代は終わりました。不自由さから解放され美しさと若さを取り戻すインプラントをぜひお試しください。やって良かったと皆様に喜んでいただければ。
更新日時:2008年07月31日 13時48分
フッ素について
京王堀之内阿部歯科医院 歯科衛生士 大島 麗
フッ素とは主にエナメル質(歯の表面)の再石灰化を促す補酵素のことを言い、唾液の中に含まれるカルシウムやリンを取り込みやすくする役割をし、虫歯の発生率を低くすると言われています。
患者様から「フッ素を塗ると虫歯にならないのでしょ?」と質問を受けますが、フッ素のみに頼るのではなく、ご家庭での甘味類のコントロールや、お子様の仕上げ磨きが最も重要かと思います。
フッ素は、あくまでもお口の中にプラーク(歯垢)がない状態で使うことが最も効果が高いと言われているので、汚れがついている状態では効果が薄れてしまいます。きちんとプラークが落とせたか目で確認するためには、歯垢染色液等を使うとわかりやすいと思います。仕上げ磨きを嫌がって、出来ないとお悩みの方は、一度担当の歯科医師・歯科衛生士に相談することをお勧めします。
更新日時:2008年07月02日 14時36分
インプラントだからこそ
京王堀之内阿部歯科医院 歯科衛生士 大島 麗
インプラント治療とは、歯のない場所に人工歯根を埋め、その歯根に独立した一本の歯を作るもので、一度失った歯を甦らせるという意味で、ブリッジや入れ歯とは全く異なった治療法です。ブリッジや部分入れ歯は、他の歯を削ったり、残りの歯にバネをかけたりしなければなりませんが、インプラントは独立しているため健康な歯に負担をかけません。また、自分の歯と同じように噛めるだけでなく、精神的な若々しさを取り戻すことができます。
このようなメリットを持つインプラントだからこそ、快適さを維持して頂くためには、定期的なメンテナンスとセルフケアが必要不可欠です。インプラント治療に区切りはあっても完了はありません。定期的な歯科医師の診察とクリーニングと丁寧なセルフケアで、是非インプラント治療の快適さを味わって下さい。
更新日時:2008年06月03日 15時53分
歯磨きで歯周病予防
京王堀之内阿部歯科医院 歯科衛生士 柳原貴美子
歯周病は成人の80%が罹っていると言われ、最近では全身の疾患との関連が明らかになってきました。しかし、きちんとした歯磨きさえできれば歯周病は予防できるのです。そのためには、まず歯科医院で磨き方を習い、自分の歯並びや歯ブラシの当て方を理解する事が必要です。歯ブラシだけでは難しいところは、フロスや歯間ブラシの使用をお勧めします。時々は赤染めをして、磨き残しの確認をするのも良いと思います。そして歯科医院での検診も忘れないで下さい。歯石除去等ももちろんですが、ご自分の歯磨きの成果を確認したり、見直す良い機会になります。私達も良い歯の患者さんを見ると、やはり嬉しいものです。
良い歯を保つためには、歯科医院の管理だけでは無理です。患者さんと一緒に努力していく事が大事なのです。さあ歯磨き上手になりましょう。
更新日時:2008年05月01日 11時11分
インプラントと歯磨き
京王堀之内阿部歯科医院 国際インプラント学会米国認定医 阿部 健
失われた歯を修復する最新の治療法が、インプラントです。隣の歯を削る必要も、負担を掛ける心配もなく、審美的にも優れているので、第3の歯という名前がふさわしいのではと思います。しかし患者さんの中には、「歯磨きをしていても、またすぐに抜けてしまうのでは」と躊躇する方も多いと思います。抜けてしまった原因の大多数は、虫歯や歯槽膿漏です。先天的に欠如されていた方は別として、歯磨きをしているのに歯を失っていく恐怖心をよく聞きます。
インプラントは虫歯にはなりませんが、骨の中に人工歯根を埋め込むので、歯の汚れ方によっては骨吸収を起こします。悪くなった時の磨き方では歯を失う可能性は高いでしょう。是非正しい歯磨きの指導を受けて下さい。歯磨きはコツさえつかめば上達します。歯のある生活をスタートさせましょう。
更新日時:2008年03月05日 17時51分