慢性腎臓病(2)
多摩センター クリニックみらい 医師 長谷川 亮
前回CKD(慢性腎臓病)について簡単にお話ししました。今回はもう少し詳しくお話しします。
腎臓の働きは年齢とともに、どなたも徐々に悪くなっていきます。CKDでは、この年齢相応の経過よりも早く悪化がみられてしまい、腎不全(腎臓の機能が著しく低下、あるいは失われてしまう状態)に至ってしまうことが、最も大きな問題なのです。
CKDの治療では、腎臓の機能が悪化する前に病気を見つけることが、とても大切になってきます。病気を見つける方法はいくつかありますが、一番簡単でしかも一番重要なものは、尿検査です。他に血液検査やエコー等があります。いずれも比較的簡単な検査ですが、これらが腎臓の病気の有無を診断する第一段階となる訳です。
尿検査はとても簡単です。是非チェックをお勧めします。
更新日時:2008年07月03日 17時51分
慢性腎臓病:ホットな話題
多摩センター クリニックみらい 副院長 藤井仁美
メタボリックシンドローム程の勢いはありませんが、CKD(慢性腎臓病)も医療業界ではかなり話題です。
腎臓が悪いと動脈硬化・心臓も悪くなりやすい、といった点で注目を浴びています。また、日本で今や500人に1人が人工透析(多くは太くした血管に針を刺し、血液を体外の膜を通してろ過し、体内に戻す。1回5時間程度を週2〜3回行う)を受けており、腎臓機能が推定60%以下の人が、約1900万人に上る、この数の多さが問題です。これは、高齢に至るまで元気に過ごし、医療が発達している社会の象徴でもあります。
血圧、血糖、コレステロール等をうまくコントロールすることによって、さらに腎臓が長持ちします。これらは生活習慣の改善と効果の高い薬で時宜を逃さず治療することがとても大切です。是非チェックをお勧めします。
更新日時:2008年06月03日 16時00分
インスリン療法の話
多摩センター クリニックみらい 副院長 藤井仁美
インスリン注射をご存知でしょうか? 血液中の糖を細胞で使ったり蓄えたりする時の「鍵」の役割をするホルモンです。「注射をするようになったら糖尿病もおしまい」と思っている人もいるかもしれませんが、最近では比較的早期からインスリンできちんと血糖を下げ、疲弊したすい臓を回復させましょうという治療が行われます。内服薬を飲みながら一日一回、例えば寝る前だけインスリンを注射するという方法もとられています。去年末日本で発売になったインスリンは血糖がばらつきにくく、肥満が助長されないということが注目を集めており、この世界も日進月歩です。
さらに、来たるべきインスリンが飲み薬になる、あるいはすい臓を再生する時代までに合併症を悪化させないように、「糖尿病」を大事にコントロールしていきたいものです。
更新日時:2008年05月01日 11時18分
糖尿病〜心豊かな医療を求めて
多摩センター クリニックみらい 副院長 藤井仁美
今年始まる「メタボ (特定) 健診」は、血糖に関してより厳しい基準になっています。初めて異常を指摘され、食事・運動療法などを勧められ、ビックリする人続出でしょう。
糖尿病は「遺伝+環境」で起こる病気です。もともとインスリン(ホルモン)の働きが悪い体質や効率よくエネルギーを蓄える「飢餓 (に強い) 遺伝子」で肥満になりやすい体質があります。つまり、同じ「生活習慣」でもパスできる人もできない人もいるわけです。環境因子としては過食、運動不足などです。しかし現代の日本社会において夜遅い仕事や付き合い、ストレスも避けて通れないこともありますよね。そこに「糖尿病(予備軍)」というレッテルを貼られるストレスまで加わったりして!? そんなあなたの状況に合わせ、本来の楽しく健康な生活を送るサポートをすることが私たちの願いです。
更新日時:2008年04月02日 19時38分