CADについて
多摩海上ビル診療所 診療放射線科
最近、新聞紙上でCADという言葉をよく目にします。一般的な意味は、設計や生産情報の生成を支援するシステムの事ですが、医療の世界では、CAD(Computer-aid ed diagnosis)…医師の読影を支援するコンピューター支援画像診断という意味として用いられます。
10年前にマンモグラフィCAD装置が米国で商用化され、現在では乳腺・胸部・大腸の3つの画像診断領域で用いられています。米国ではいずれ全画像診断領域で、CADシステムが運用される事でしょう。特にマンモグラフィCADの優れている点は、医師二名による二重読影と、CADシステムプラス医師一名による読影を比較しても、遜色ない結果が得られている事です。
日本でも近い将来、すべての画像診断領域でCADシステムが商用化される事を願います。
更新日時:2008年02月11日 15時39分
食べすぎても肝硬変になる!?
多摩海上ビル診療所 副院長 高橋正明
食べすぎてもお酒を飲みすぎても肝臓には脂肪が蓄積し、脂肪肝という状態になります。同じ脂肪肝でもこの二つには違いがあり、お酒を過度に飲み続けるとさらに進行して肝硬変になるといわれています。逆にいえば、食べすぎで脂肪肝になった場合は、それ以上悪くならないと以前は考えられていました。
ところが近年、お酒をほとんど飲まない人の脂肪肝の中に、アルコール性の肝障害と同様に最終的には肝硬変になるものがあることが知られてきました。非アルコール性脂肪肝炎といい、略してNASH(ナッシュ)と呼ばれています。日本人も欧米人並に高度の肥満者が増えたため、以前は珍しかったNASHも今後は増えると考えられます。肥満で持続的に肝障害が続く人は、アルコールを一日20g以下(日本酒で1合未満)しか飲んでいなくても注意が必要です。
更新日時:2008年01月11日 13時49分