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磯部杏子

犬と猫の乳腺腫瘍

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 磯部杏子

犬の乳腺腫瘍は犬の腫瘍の中で最も多く、半分が良性、半分が悪性と言われています。それに対し猫の乳腺腫瘍は、猫の腫瘍の中で発生率が第3位とやや少ないものの、出来た場合は8〜9割が悪性で、見つけた時には既に転移を起こしていることが多いのが特徴です。予防として、犬では避妊手術をすることで7分の1まで発生率を減らせますし、猫にもある程度の効果が認められています。一番大切なのは早期発見で、ごく小さいうち(2cm位)であれば手術のみで完治が望めますが、大きく(4〜5cm)なった場合は術後の再発・転移が多く、抗ガン剤を併用しても長く生きられないことが多くあります。特に避妊手術をしていない犬猫の飼主さんは、日頃からお腹を触る時に、乳頭の周りにしこりが出来ていないかをよくチェックして、早期発見を心がけてあげてください。

更新日時:2010年07月26日 13時58分

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田中計至

猫の肥満症と糖尿病

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 田中計至

近年、嗜好性の高いペットフードの増加や室内飼育環境での運動不足により、体重増加に悩む猫が増えてきています。猫の肥満症は糖尿病の発症と深い関連があります。肥満は、体内のインスリン分泌を低下させ、さらに利用効率も低下させてしまいます。多飲多尿や、食べているのに体重が減少するなどの症状が見られる糖尿病は、そのままにしておくと腎臓や肝臓病などの合併症を引き起こす危険性があり、殆どの場合でインスリン療法や食事療法が生涯必要となります。

肥満にお悩みの猫は、定期的に動物病院で血液検査や尿検査等を受けることをおすすめします。糖尿病のリスクを減らす為、獣医師と相談の上、目標体重を決めて、ダイエットしましょう。おもちゃ等を用いて運動を行うとともに、1日の給与カロリーを制限して食事を与えることが重要です。

更新日時:2010年06月03日 10時32分

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磯部杏子

犬と猫の歯周病

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 磯部杏子

ペットの高齢化や人間の食べ物を与えてしまうことで、犬猫の歯周病が悪化することがあります。初期では口臭のみですが、悪化すると口から出血したり、ドライフードを食べなくなったり、前足で口を掻いたり、歯の場所によっては根元の膿が皮膚表面に出てきて目の下に穴があくこともあります。悪化した場合には、全身麻酔下での歯石除去と抜歯が必要になります。しかし、一度キレイにした歯も、その後のケアなしでは数年で元通りになってしまうため、動物用歯磨きペーストと歯ブラシまたはガーゼで、歯と歯茎をこするなどのお手入れが必要になります。歯磨きは幼い頃からの習慣付けが重要で、理想は毎日ですが、週1回でも効果が期待できることがあります。わんちゃん・ねこちゃんの口をのぞいてみて臭いがキツイ場合や汚れが目立つ場合はお気軽にご相談ください。

更新日時:2010年03月29日 13時31分

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友久 学

小型犬の骨折

クラーク動物病院 八王子医院 院長 友久 学

ここ何年かトイプードルやチワワなどの小型犬を飼われる方が非常に増えています。それに伴い、これらの犬種に起こりやすい病気もよく見られるようになりました。その中でも特に難しいと思われるのが前腕骨の骨折でしょう。小型犬の場合、非常に骨の細い子が多いのでソファーから飛び降りたり、抱かれているところから落ちただけで簡単に折れてしまう場合がよく見られます。治療は、年齢、骨の折れ方、その子の活動性などを考慮して、プレート法、創外固定法、髄内ピン法、外固定法などを選択します。ただ小型犬の場合、術後、なかなか骨が出来てこない等の合併症が起こりやすいので、手術の際出来るだけ骨折部周辺の組織を傷つけないようにすることが必要です。そのためここ最近では、創外固定法といって組織侵襲が少ない手術法を選択する場合が増えています。

更新日時:2010年02月02日 18時08分

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山口聡子

わんちゃんの鍼治療

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 山口聡子

東洋医学の考えでは、「気」の流れが滞ることによって様々な病気が起こるとされています。その中にあって、鍼治療とは、経穴(ツボ)に鍼を刺し、全身の気の流れを整える療法です。「気」というと漠然としていますが、神経や筋肉を刺激して血行を促し、代謝を高めると捉えても良いと思います。

鍼治療には、様々な効果がありますが、特に関節疾患や神経疾患には有用です。大型犬に多い股関節形成不全や小型犬に多い膝蓋骨脱臼、ダックスフンドなどに多い椎間板ヘルニアなどで、痛みの軽減、運動機能の向上が期待出来ます。また、筋肉の柔軟性を高めるのでスポーツドッグのケガ予防など健康時のメンテナンスとしても取り入れることが出来ます。当院でも、通常の西洋医療に加え、鍼治療のご相談も承ります。お気軽にご相談ください。

更新日時:2009年12月02日 03時04分

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磯部杏子

門脈シャント(PSS)

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 磯部杏子

PSSは肝臓に入っていく血管(=門脈)と体を巡る血管の間にバイパス(=シャント)が出来てしまい、肝臓に入る血流が減少することで肝機能が低下し、本来肝臓が解毒してくれるはずの物質が体中を巡ってしまい、食欲不振や痙攣などを起こしてしまう病気です。

猫よりも犬に多く見られ、近年ではダックスやパピヨンでの発生が増加しています。先天的なものでは1歳迄に何らかの症状が出ることが多いのですが、食欲のムラや偏食、体格が小さいなど個性やわがままと見なされてしまうことがあります。そのため見過ごされやすく、去勢や避妊手術の術前検査で偶然発見されることも多い病気です。

早期に発見されれば手術で完治することも可能な病気なので、幼い頃の食欲不振や食後のふらつき、ヨダレがある場合は血液検査をお勧め致します。

更新日時:2009年10月09日 11時17分

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田中計至

内視鏡による外耳炎治療

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 田中計至

犬の耳の構造は複雑なため、外から鼓膜の付近を十分に観察することは困難です。そのため、鼓膜付近にこびり付いた耳垢や被毛、迷入した異物は綿棒では除去できず、イヤークリーナーを用いた洗浄でも取り残してしまうことが少なくありません。その残った汚れが、更なる不快感や痒みを引き起こすだけでなく、これらが核となり、さらに大きな塊となってしまいます。耳専用の内視鏡を用いることで、モニターに大きく映し出された画像を見ながら、鼓膜周囲の細かな毛や汚れをきれいに除去することができます。これにより、破れてしまった鼓膜の再生も促されます。そして何より、徹底的に汚れを落とすことにより、外耳炎が再発するまでの期間を大幅に延長することができます。なかなか治らない外耳炎にお悩みのワンちゃんにこの新しい治療法をぜひお勧めします。

更新日時:2009年07月30日 11時34分

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磯部杏子

犬と猫の脳腫瘍

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 磯部杏子

近年では犬猫のMRI・CT検査をしてくれる施設が増えました。MRI・CTが身近なものになり、それにより犬や猫の脳腫瘍が診断できるようになりました。

脳腫瘍の症状としては痙攣や行動の異常(足のもつれ・性格の凶暴化・今まで出来たことが出来ないなど)があり、脳腫瘍による痙攣は中・高齢(5歳以上)になって突然起こることが多いのが特徴です。同じ痙攣でも特発性てんかんによる痙攣は主に1歳~5歳で症状が出ます。

脳腫瘍の発生率は、犬ではヒトよりも多く10万頭に14.5頭(ヒトの約1.5倍)で、猫では3.5頭です。脳腫瘍の発生部位によって手術の難易度は大きく変わり、手術が可能な部位であれば、開頭手術を受けることも出来ます。

大人になってからの痙攣は、長く様子を見ずにMRIの撮影をお勧め致します。

更新日時:2009年06月03日 15時40分

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友久 学

犬の緑内障と赤い目

クラーク動物病院 八王子医院 院長 友久 学

緑内障はその字から、目が緑色になる病気だと考えられがちですが、“目が赤くなる”病気です。犬の目が赤くなる病気は様々ありますが、緑内障はその中でかなり重篤な病気の一つです。緑内障とは、眼内圧が正常値より高い状態が持続し、強い痛みが出ます。このまま放置しておくと必ず失明してしまいます。そのため早期に眼内圧を下げなければならないのですが、人と違って動物の場合、なかなか目が痛いという状態がわかってもらえず、来院した時点で既に失明、回復不可能という場合が少なくありません。また正確な診断をするためには、やや高価な器械が必要で、全ての動物病院に備えられているわけではないため、なかなか診断がつかない場合があります。ワンちゃんの目が赤いなと思われたら、様子を見ず早めに診察を受けましょう。

更新日時:2009年04月02日 14時29分

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田中計至

犬の胆汁嘔吐症候群

クラーク動物病院 八王子医院 獣医師 田中計至

ワンちゃんが夜遅くまたは食事の直前に、黄色~緑色の(胆汁色の)液体を習慣的に吐いてしまうということがあります。

これは、夜間に胃の中が長時間空っぽになることで起こる胃と十二指腸の反射が原因で、胆汁が逆流してしまう、胆汁嘔吐症候群が考えられます。嘔吐を引き起こすその他の病気(腸閉塞、胃腸炎、腫瘍など)とは違い、身体検査では他に異常は見つからず、健康です。食事回数が1日1回の場合や、食事の間隔が長い場合に引き起こされることが多いので、食事回数を増やすことや、夜遅くにもう1回食事を与えて食事間隔を短くすることを是非お試し下さい。

それでも改善されず、嘔吐が続く場合は、胆汁の逆流を予防するために、夜遅くに胃の運動改善薬を飲ませることが必要となるため、一度動物病院を受診されることをお勧めします。

更新日時:2009年02月06日 14時48分

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店名/社名 クラーク動物病院 八王子医院
住所 東京都八王子市下柚木2-7-9[地図
TEL 042-675-4264
(ここに地図が表示されます)

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