麻疹
おがわクリニック 院長 小川愛一郎
今年に入って、早くも麻疹の流行が始まりました。関東地方では2月24日時点で、神奈川県123名、東京都20名等の報告があります。
平成18年度から麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の2回接種法が始まりましたが、特に2回目の接種予定のお子さん(年長さん)は確実に接種してください。尚、平成18年度以前に小学生になっていた方を対象に、来年度から中学1年と高校3年にも2回目のMRワクチンが公費で接種できる予定で、対象外の方(今年度高校3年以上)も有料にはなりますが、4〜6月頃までに接種することをお勧めします。麻疹に罹患した人と接触した場合、72時間以内であれば緊急予防接種することで、発症をブロックすることが期待できます。
前回予告した細菌性髄膜炎(Hib)ワクチンは、次回お話し致します。
更新日時:2008年03月05日 18時23分
インフルエンザ
おがわクリニック 院長 小川愛一郎
1月に入ってしばらく大人中心に散発的に検出されていたインフルエンザが、中旬を過ぎて急速に各年齢層に拡大してきました。相変わらずAソ連型がほとんどですが、2月から4月頃までA香港型やB型インフルエンザに対する警戒も必要と思われます。ノロウイルスもそうですが、衣服についたウイルスの処理が非常に重要で家に帰ったらまず着替え、着替えた衣類は8時間以上手に触れない場所に保管しておいて下さい。一方ノロウイルスが疑われる嘔吐・下痢で汚れた衣類は、洗濯機で洗わず必ずバケツで水洗いし、塩素系消毒剤(ハイター、ブリーチ、ピューラックス、ミルトン等)で消毒し、使った雑巾等は捨てて下さい。
さて、今春から細菌性髄膜炎に対するワクチン(Hibワクチン)が導入される予定です (任意接種)。詳細は次号でお話し致します。
更新日時:2008年02月11日 15時41分
冬の風邪
おがわクリニック 院長 小川愛一郎
昨年12月には発熱や咳嗽、嘔吐、下痢症状が多く、インフルエンザ、RSウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス等が検出されました。そのインフルエンザの大半がA型で、92%近くがAH1型 (ソ連型) です。AH1型は2001年まではある程度検出されていましたが、それ以降はほとんど検出されずAH3型 (香港型) だったため、特に若年者のAH1型に対する免疫が弱く、罹患者の3分の2は10歳以下という状況です。RSウイルスは細気管支炎を起こす冬風邪の代表選手で、3歳までにほとんどの小児が罹患しますが、再感染もあり成人でも軽い気管支炎症状が出ます。ノロウイルスは症状持続期間は短いですが、感染力は非常に強いので流水による手洗いと、吐物や下痢便はマスクと手袋で処理し、使った雑巾は捨て、汚れた衣類は洗濯機で洗わず漂白剤等で消毒してください。
更新日時:2008年01月11日 13時57分