多摩のお医者さん

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長井哲弥

夏ばてを引きずっていませんか?

永山センター歯科 院長 長井哲弥

残暑厳しい毎日、食欲がないからと、冷たい飲み物ばかり飲んでいませんか? スポーツドリンクや炭酸飲料は酸性度の強いものが多く、摂取しすぎると歯の表面がもろくなり、虫歯のリスクが高まります。また、砂糖の摂り過ぎはカルシウムの排泄量を増やし、ビタミンB1も失われるため、疲れやすい等の夏ばての症状が出ると言われます。冷たいものやあっさりしたものばかりの食事では、タンパク質、ビタミンB群、ミネラルが不足し、体力消耗につながります。油で調理した料理や少量でも栄養価の高いものを食べましょう。どうしても食欲がない時には食後に果物や牛乳で補うのも良いといわれます。栄養の入り口であるお口のケアを忘れず、一日三食決まった時間に良質のタンパク質を積極的に摂り、冷たいものを控える等の工夫をし、夏ばてを克服しましょう。

更新日時:2010年08月31日 03時03分

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武島英人

在宅医療42

武島内科クリニック 院長 武島英人

暑い夏を引きずっております。寝苦しい時は冷却マクラを使用されると心地良い眠りが得られます。9月頃から暑~涼へと気温が変化します。体調管理を怠らないように今から準備して下さい。健康の維持は、体力を低下させないことで、寝ることが一番良いのです。疲れると思考能力が落ち、無口になり、やがてはイライラしてきます。冬に向け、私は最近冷水浴を取り入れています。朝一で冷水シャワーを浴びます。冬はとても寒く、いきなりは出来ませんので、今から徐々に慣れさせています。また疲れてくると筋肉が疲労し、凝りが生じます。指圧、整体を受けるのも良いでしょう。筋肉が凝りすぎて、辛くて眠れない時に効果抜群です。時間が無い時は、冷シップを貼るのも疲労回復になります。でもやはり疲労回復には海蛇エキスとヘルストロンでしょう。ご相談下さい。

更新日時:2010年08月31日 03時01分

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小川愛一郎

HbA1c+0.4

おがわクリニック 院長 小川愛一郎

糖尿病の重要な指標にHbA1cがあります。赤血球の蛋白であるヘモグロビンと血管内の余計なブドウ糖が結合したグリコヘモグロビンの一種で、血液検査する約1~2ヶ月前の平均血糖値を反映すると考えられ、HbA1c5%=平均血糖90mg/dlとして1%につき30mg/dl増減します (例:HbA1c 7%=150mg/dl)。本年5月に糖尿病診断基準が改定され、7月1日より施行されましたが、HbA1cについては診断の際、血糖値異常と同時にHbA1c6.1%以上であれば糖尿病と判定されるようになると共に、国際標準に合わせるため現在の測定値に0.4加えることになりました。国内の測定値は測定法の違いから国際標準値より0.4低く、先ほどの6.1%も国際標準値に直すと「6.5%」ということになります。いつから変更するかまだ発表されていませんが、慣れるのには時間がかかりそうです。

更新日時:2010年08月31日 02時59分

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多田大樹

心機一転いたしました

京王堀之内阿部歯科医院 歯科医師 多田大樹

日頃通院してくださっている皆様にはご挨拶が遅れましたが、8月より『京王堀之内阿部歯科医院』は新たなコンセプトとスタッフで日々の診療を行っております。新たに歯科助手、歯科衛生士、歯科医師の3人が加わり、今まで以上に質の高い医療を行ってまいりたいと思っております。

私達の目指す病院は「当たり前のように質の高い医療が受けられる病院」です。以前より通院してくださっている患者様にはご迷惑をお掛けすることもあるかとは思いますが、ご理解いただければ幸いです。

私達は医療人である以上、譲れない部分があります。例えば、どんなに患者様が望んでも、その先に不幸になるような治療は行えない場合があるということです。私は若輩者ですが、頑固な歯科医師です。そんな私達ですが今後もご愛顧いただければ幸いです。

更新日時:2010年08月31日 02時58分

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飯島敏彦

気になるあの人

多摩海上ビル診療所 院長 飯島敏彦

いつもの出勤の朝のこと。いつもの電車を待っていました。いつものベンチで電車を待つ70歳過ぎの上品な女性がいませんでした。それが数日続くと何となく気になります。引っ越したのか、仕事を辞めたのか、体を悪くしたのだろうか。別に自分に何かが出来るわけではないのですが、想像し、心配もします。日々の診療でも同じで、毎月通われている年配の方がしばらく来院されないと心配になります。それが日常というものです。

8月、100歳以上の方の安否不明が全国に多数あると報道されました。日常生活に、近い他人の存在が希薄なのでしょうか。地域の絆は死に体になってしまった? 若者は携帯サイト、老人はひきこもりの現代、地域社会・年代間の接着剤として、隣の世話焼きおばさん、頑固なご隠居が必要な時代に思えます。中高年の皆さん、頑張りましょう。

更新日時:2010年08月31日 02時53分

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秋池成律

お口の健康164─やっぱり予防歯科(64)

あきいけ歯科医院 院長 秋池成律

前回は「ムシ歯の原因菌と歯周病の原因菌は、バイオフィルムの中では偏ったバイオフィルムを形成すると考えられるが、病原性の発現には細菌の量や他の細菌との相互作用も大きく関係している」という話をしました。特に、ムシ歯にはミュータンス菌と乳酸桿菌、糖分 (特にスクロース)、歯質、唾液等が複雑に関係しています。この中でも唾液は、口の中の粘膜を保護したり、食べ物を柔らかくして嚥下を助け、味覚の発現や消化にも関係したりと、とても重要な働きをしています。歯に対しては再石灰化を促進し、細菌には抗菌作用、口の中のpHを中性に戻す緩衝作用、スクロースの希釈や洗浄作用を行い、ムシ歯予防を行っているのです。また、唾液の分泌速度も重要で、歯の再石灰化やムシ歯のリスクに関係します。分泌量が少ない人は、ムシ歯が発生しやすいです。ご注意を。

更新日時:2010年08月31日 02時50分

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長峯輝明

漢方コラム(1) 夏ばてと漢方薬

こだま堂漢方薬局 薬剤師 長峯輝明

残暑が厳しいですね。今年は夏ばてのご相談を多く受けました。冷たいものやクーラーなど、体に良くないと分かっていても、ついつい暑さに負けてしまうものです。

栄養ドリンクや胃薬で夏ばてをしのいでいる方も多いと思いますが、夏ばて専門に良く効く漢方薬があるのはご存知ですか? 「清暑益気湯 (せいしょえっきとう)」という漢方薬で、効能は暑気あたり、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠感、夏やせ等です。

また、水分を取りすぎてむくんだり、お腹がポチャポチャする方は「五苓散 (ごれいさん)」、汗をかいて疲れ・だるさが残る方は「瓊玉膏 (けいぎょくこう)」を併用する等、体質に合わせて使うとより効果的です。

漢方は症状・体質が重要です。持病がある、体質がよく分からない、という方は漢方の専門家に聞いてください。

更新日時:2010年08月31日 02時26分

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中澤龍斗

過活動膀胱(OAB)について

ふれあい町田ホスピタル 泌尿器科医師 中澤龍斗

はじめまして、4月から『ふれあい町田ホスピタル』に新設しました、泌尿器科の中澤龍斗です。よろしくお願いします。今回は、過活動膀胱(OAB)についてお話しします。

OABとは、自分の意思と関係なく、膀胱が勝手に収縮し、頻尿や尿漏れを引き起こす病気です。ところが、トイレが近くなったり、おしっこが少し漏れたりしても、多くの方はそれが病気だとは思わないため、受診される方はごく僅かです。お近くに泌尿器科がない場合、足を運びにくいということもあるでしょう。ただ、実際は40歳以上の日本人におけるOABの数は、810万人と言われているのです。OABというのは、疾患ではなく、頻尿、尿漏れ、切迫した症状の総称です。

膀胱は脳と脊髄に関連した臓器のため、神経疾患などによる神経因性のものや、男性なら前立腺肥大症、尿道狭窄などの下部尿路の閉塞性疾患が代表的なものです。また女性では、加齢に伴う骨盤底筋群の脆弱が原因とされており、また加齢によってOABの訴えは増加します。OABの診断方法は、次回お話しします。

更新日時:2010年08月31日 02時17分

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林 重之

夏の冷えにご注意を!

南大沢メディカルプラザ 消化器内科 林 重之

真夏の猛暑に引き続き厳しい残暑ですね。今年はさかんに熱射病や熱中症への注意が喚起されていますが、その半面、クーラーの効いたオフィスや家庭での冷えによるトラブルも起こりがちです。皆さんは冷房病・クーラー病(不適応症候群)をご存じでしょうか。これは正式な医学用語ではなく、冷房で体を冷やすことで起こる様々な症状を総称したものです。人体には本来、暑さや寒さにも自然に対応できる能力が備わっているのですが、冷房が普及して快適に過ごせるようになった現代では夏場の冷房による冷えが健康上の大きな問題になっているのです。

冷えの結果、自律神経機能が衰えると様々な症状が出現し、悩まされます。具体的には体の冷え、むくみ、疲労感、肩こり、頭痛、めまい、ふらつき、神経痛、腰痛、腹痛、食欲不振、便秘など様々です。自律神経はホルモンや免疫の働きとも深く関わっているので、風邪をひきやすくなったり、女性では月経不順や月経痛の原因にもなります。

予防はできるだけ屋外と屋内の気温差をなくすことです。屋外と屋内の気温の差が5度以内、設定温度は24度以上が良いとされています。室内は27~28度が理想ですが、外気温が極度に上昇している場合は屋外と屋内の気温の差を5度以内にすることが困難なこともあります。そんな時には屋内ではカーディガンやひざ掛けなどを使用し、外出時には一枚脱いで、再度冷房のかかったところに入る時は一枚着るなど、着衣での調節を行って、できるだけ人体への気温差をなくすことが必要です。冷気は足下へ流れるのでスリッパや靴下を履くことも効果的です。また、クーラーの風を直接浴びないことも重要です。室内に長くいる人は、冷えていなくてもじっと座っていれば血液循環が悪くなります。まめに歩いたり、階段を上ったり意識的に体を動かしてみましょう。

冷房をつけたままで眠ると、だるさが出現したり、風邪をひいてしまったりすることがあります。これは就寝中に体が極度に冷えてしまった結果の症状です。就寝中に体を冷やさないようにするため、寝床に入ったらタイマーをセットし、就寝中は冷房が切れるようにしましょう。冷たい風が直接体に当たらないよう風向きを調節するのは言うまでもありません。タイマーが切れてから朝までの間、汗をかきながら眠れる習慣がつけば、健康的に夏を乗り越えられます。寝ている間にお腹を冷やし、腹痛や下痢を主訴に外来を受診される患者さんもいらっしゃいます。腹巻をしてお腹を冷やさないようにするのも良いでしょう。

また、温かい飲み物を摂るようにすれば体の内側から温まり、症状が緩和されます。体を温める方法として入浴も効果的です。37~38度くらいのぬるめのお湯で、30分くらいの少し長めの半身浴がおすすめです。

冷房病は対策をせずに放置すると慢性化し、次第に冷房の風に少し当たっただけでもものすごく寒く感じて温暖な場所でも冷え感が抜けきらないようになってしまいます。

また、冷えの慢性化が悪化すると手足が冷えるというよりほてるようになってきます。ここまで悪化すると、年中冷えによる様々な体調不良に悩まされるようになることもあります。冷房病は放置せず早めの対策が大切です。夏場はしっかり汗をかきましょう。発汗は自律神経の働きを改善し血行を良くします。しのぎやすい時間帯はなるべくクーラーを使わないで過ごしてみましょう。

最近は地球温暖化が進み、日本の夏は熱帯のようです。冷房を使わざるを得ない状況になってきてしまっています。夏、朝晩の涼しいそよ風の中で風鈴の音を聞きながら縁側でうちわを片手に汗をかく。そんな昔ながらの風景がなくならないでほしいと思うのは私だけでしょうか。

更新日時:2010年08月25日 14時50分

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塚本三重生

足のむくみ

南大沢メディカルプラザ 循環器内科・心臓血管外科 塚本三重生

血液は左心室が収縮することで心臓から送り出されます。では、手足の血液はどうやって心臓に戻っていくのでしょう? 腕を下げてしばらく手の甲を眺めていると、静脈が怒張して血液が溜まってくるのがわかります。その後で手を頭の上にかざすと血液が心臓に戻っていき、静脈が虚脱して膨らみがなくなります。しかしいつも手を上げて血液を心臓に返すわけにもいきませんし、逆立ちをしないと足の血液が心臓に戻らないのでは困ってしまいますよね (ここでは太もも、ふくらはぎを含めて足と表現することにします)。

手足の静脈は皮膚のすぐ下にあって、青く透けて見える表在静脈と、筋肉より深い骨の近くを走る深部静脈があります。深部静脈は筋肉に包まれているため、手足を動かして筋肉を収縮させると筋肉が血管を揉むような格好になります。これで血管に圧力がかかり、血液が押し出されて心臓に帰ります。これをミルキング作用と呼びます。静脈には弁があり、血液の逆流を防いでいるので、血液は心臓に向けてのみ押し出され、一度押し出された血液は再び足に戻ることはありません。

長時間電車や飛行機に乗って足がむくんだ経験をお持ちの方も少なくないと思います。これは長時間足を動かさないためにミルキング作用が不足し、足の血液(水分)が押し出されずむくみとなったもので、心臓の機能が低下して足がむくむのとは全く異なった機序によるものです。また、血液が静脈の中で動かずにいると血液はそこで固まってしまい、血管が詰まって足が暗赤色に腫れ上がります。これが深部静脈血栓症です。さらにこの血栓(血の固まり)が血液の流れに乗って肺に流れ込むと、肺動脈を詰まらせて肺動脈塞栓症となり、生命の危険にさらされます。突然死になることもあり、これがいわゆるエコノミークラス症候群です。

長い間あまり足を動かさずに座っていると、誰でも足がむくんでしまうものです。脳梗塞や足が不自由なために活動性が低下し、あまり歩くことなく過ごされている方は特にむくみやすくなっています。時々、足首を動かすような運動をするだけで、むくみの改善やエコノミークラス症候群の予防になりますので、ぜひやってみてください。

更新日時:2010年08月16日 14時02分

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