お口の健康134—やっぱり予防歯科(34)—
2008年03月05日 17時54分
今回も我々のターゲットである「バイオフィルム」の話をしていきます。
細菌は遺伝子の受け渡しや栄養源を求め、運動する性質や増殖の停止、生き残り、毒素産生、白血球の食菌や殺菌から逃れるための膜形成、タンパク質の分泌、抗菌薬に対する抵抗性などを誘導して、生活する場所により自分達の密度を調節し、病原性を引き起こす様々な原因物質を作っています。それで、かなりやっかいなのです。バイオフィルムも最初は唾液中に浮かんでいた菌が歯の表面に付着することから始まります。次に細菌同士が連絡を出し合って小さな集団を作ります。デンタルプラークもその一種です。元々、我々の体には異物を排除する防御機構が備わっています。ところがバイオフィルムが作る多糖体抗原の「膜」は異物を食べる細胞の作用が及びきれないため、免疫が働かないのです。



