百日咳
2008年05月01日 11時04分
百日咳は百日咳菌による呼吸器感染症で、気道分泌物の接触や飛沫によって感染します。感染力が強く、特に生後6ヶ月以下の乳児期に感染すると致死率が高いことから予防接種が普及し、今では患者数は着実に減少しています。ところがワクチンによる免疫効果は5〜10年程度なので近年成人の感染例が増加しており、2007年は大学や消防署等での集団感染も報告され、問題になりつつあります。成人百日咳は長期間咳が続くものの典型的な痙攣性の咳(痙咳)ではなく、比較的軽症で経過するため見過ごされやすいのですが、咳が始まってから約三週間は菌が排出されるのでワクチン未接種の新生児・乳児への感染源となり、注意が必要です。2週間以上続く咳嗽や痙咳があれば疑いがあり、治療は抗生剤が有効で投与後5日で排菌しなくなりますが、2週間の内服治療を要します。



