乳幼児の免疫力(1)
2008年05月01日 11時24分
免疫力とは、有害なものから身を守り、病原体に対する抵抗力を獲得する働きをいいます。一般に新生児は病気に罹りやすいと考えられています。しかし母親の抵抗力(抗体)が胎盤を通って、児に与えられて感染を防いでいます。この現象を母子免疫といい、与えられた抗体を移行抗体といいます。この抗体によって防がれている疾患に、麻疹、風疹、おたふくかぜ等があります。一方、百日咳、水痘の移行抗体は少ない場合があり、感染することがあります。一般に乳児期早期の百日咳は重症化します。ポリオに対する抗体は胎盤を通過できず児に移行しません。結核は免疫細胞によって防御されており、これを細胞性免疫といい、母子免疫は成立しません。したがって、百日咳、ポリオ、結核に対しては乳児期早期に予防接種を受け、乳児自身が免疫力をつけなければなりません。



