お口の健康137—やっぱり予防歯科(37)—
2008年06月03日 15時58分
今回も「バイオフィルム」について話します。
前回、親の口の中の細菌を減らすことで子どものムシ歯を減らすことができる話をしました。ミュータンス菌は体の周りに毛のようなもの(タンパク質)をまとっていて、歯に付着しやすい構造になっています。さらに手強いことに、唾液中の酵素を利用して、大好きな砂糖から水に溶けない付着物質を作り出し、強固に歯に付着していきます。
さらに、糖から乳酸を作り、持続的に歯を溶かしていきます。他の細菌と違い、強い酸性環境でも生き延びられ、乳酸を作ります。水や酸には溶けないので、デンタルリンスなどで口をすすぐくらいでは歯から離れることはありません。歯ブラシ等できちんとブラッシングをして、定期的に機械的なPMTCでバイオフィルムを壊さないと、ミュータンス菌を無くすことはできないのです。



