乳幼児の免疫力(3)
2008年07月03日 17時32分
母乳栄養が推奨されています。理由の一つに、母乳、特に分娩後の数日間にわたって分泌される初乳の中に、免疫物質である分泌型 IgA (アイ・ジー・エー) が多く含まれていることが挙げられます。この物質が腸管粘膜面に行き渡り、粘膜からの微生物 (ウイルス・細菌)、あるいは異物の侵入を阻止して、感染あるいはアレルギーを防いでいると言われています。
それでは人工栄養児の場合はどうでしょうか。便を調べてみますと、その中に分泌型IgAが少量ですが含まれていることから、児自身が産生した IgA が腸管粘膜上にあることがわかりました。母乳に比べると自ら産生した量はかなり少ないけれども、感染・アレルギーの予防に役立っていると思われます。
ちなみに、乳児期に両栄養児が感染症にかかる割合を調べてみると、殆ど差はありませんでした。



