多摩のお医者さん

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村田紀明

口腔がんについて

京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明

稀な疾患ですが、口の中にできる悪性腫瘍(口腔がん)について、お話しします。この病気が口腔内で見せる病態は色々あります。ただれた様であったり、ぬぐっても取れない白い塊の様であったり、黒子や茶色い斑点の様であったり等です。発症してしまう原因としては、他のがんと同様に喫煙等がありますが、特に30~40代といった、がんとしては比較的若い年齢で発症し易い原因として、不規則な生活を続け、カップ麺等のインスタント食品を摂ることが多い場合、歯が日常的に歯茎などの軟らかな所を噛んでいる、といった物理的な刺激が有る場合、等があると考えられている専門医もおられます。いずれの場合も、まずは歯科または口腔外科での受診と、必要に応じた検査・診断、それを基にした適切な治療と処置が大切です。

更新日時:2009年12月02日 02時58分

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鈴木・佐藤

健康な体づくりを運動から(2)

ふれあい町田ホスピタル 健康運動指導士 鈴木・佐藤

前回もお話ししましたが、『ふれあい町田ホスピタル』は「メディカルフィットネスクラブ」を併設しています。当施設は病院と連携を取りながら、医療とフィットネスを融合させたプログラムを提供しています。10月からは従来の「フィットネス会員」に加え、高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病や整形外科疾患などの改善を目的とした「メディカル会員」を新設しました。

メディカル会員は、月に一度診察や検査を受け、健康運動指導士の下で運動を続けます。マシン運動の他、プールでの歩行レッスンやおなかシェイプなどのグループレッスンも充実しており、一人ひとりに合った内容で効果的な運動ができます。また、栄養士による食事指導(有料)で栄養面からもサポートが受けられます。運動経験のない方や、苦手な方にも、是非健康な身体作りのために運動を始めていただければと思います。

只今会員を募集しています。見学、体験利用もできます。詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。当施設が皆様の健康のお役にたてば幸いです。

更新日時:2009年12月02日 02時55分

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木村一史

除菌の勧め

南大沢メディカルプラザ 消化器内科 木村一史

2000年11月に、日本で、ピロリ菌の除菌治療が、保険治療を出来るようになってから9年が経ちます。この間、二次除菌にメトロニダゾールが使えるようになったり、色々と治療しやすくなったのですが、依然として、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者様しか保険の適応が認められていません。

もちろん、除菌することで、潰瘍の再発を防ぐことが出来るのですが、除菌治療は胃癌の予防という観点から大切な治療です。日本はグラフにあるように、世界でも胃癌の多い国です。ピロリ菌の感染者が多いからではなく、日本、中国、韓国あたりのいわゆる東アジアに住んでいる人が感染しているピロリ菌は、他の国に比べ、何倍も、胃癌を引き起こしやすいタイプのものです。東南アジア、インド、アフリカでは、日本より感染者が多いのですが、胃癌になる人は、ほとんどいません。

現在、日本では、衛生状態が良くなっているため、若い人の感染率は大変少なくなったものの、昭和30年代以前に育った人の感染は未治療の人で半分以上、それ以前の人は、7から8割以上の人が感染しています。

感染は、だいたいは、子どもの頃に食べ物などからします。ピロリ菌は、徐々に胃粘膜に変化を引き起こし、変化が進むと、胃の粘膜が委縮し、最後にはピロリ菌も住めない状態になります。この過程で、胃癌が発生します。

除菌すると胃癌になりにくくなるのですが、ただし、胃の粘膜の変化が進んだ状態で除菌しても、胃癌の予防効果は少なく、したがって、若ければ若いほど、除菌による胃癌の予防効果が大きいといえます。

更新日時:2009年11月24日 11時39分

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奈部浩一郎

糖尿病の壊疽について

田村クリニック 糖尿病・内科 奈部浩一郎

以前この欄で、糖尿病の三大合併症(糖尿病性腎症、網膜症、神経障害)のお話をさせていただきましたが、この糖尿病の三大合併症の中の一つである糖尿病性神経障害と足の壊疽は密接に関連しています。さらに壊疽の発生には血流障害や足の変形、血糖コントロールも重要な要素になります。

それでは、糖尿病の壊疽はどのように起こるのでしょうか。壊疽が起こる時の典型的な例では、「糖尿病性神経障害」や足へ行く血液の流れが悪くなる「血管障害」を持つ方が、ちょっとした足の傷や、やけどなどをきっかけとして、まず足に潰瘍が発生します (この時、神経障害があると、ちょっとした傷が出来ても、痛みに対する感覚が低下し、適切な処置が遅れてしまうことも悪化の原因の一つとなります)。そこに細菌感染が加わり、加えてこの時、血糖コントロールが悪いと感染症も重症化しやすく、より深部へと感染が進行していき、壊疽へと進展していきます。

糖尿病の壊疽を起こさないためには、日頃から血糖コントロールを良くして、合併症の進行を予防することはもちろんのこと、糖尿病患者さんには日頃から足のチェックをすることも重要です。ちょっとした皮膚の変化でも早めに医師、看護師に相談し、早期発見、早期治療に努めましょう。

壊疽が起こってしまった時は、通常、糖尿病内科医と整形外科医(施設によっては形成外科医、血管外科医なども)が連携して治療にあたります。治療には、まず血糖コントロールを良くすることが重要です。また、抗生剤治療や末梢循環不全に対する薬物療法などの内科的な治療の他、局所の治療や、さらに壊疽部分の除去の為の外科的切断などの治療法があります。

更新日時:2009年11月19日 01時29分

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血液内科 安川清貴

訪問診療について(2)

田村クリニック 血液内科 安川清貴

健康な方でも、年に何回かは風邪をひいたり体調を崩すことがあります。訪問診療を行っている患者様でも、お腹を壊すことがあるかもしれませんし、元々の病気が進行することもあるでしょう。比較的軽症であれば、内服薬の処方で改善することもあるかと思いますが、場合によっては検査や入院が必要なこともあるでしょう。

訪問診療では、その様な体調不良時には、電話で状況を確認してから対応を相談させて頂きます。状況によっては電話で解決することもありますし、お伺いして診察をしないと判断できない場合は往診を行うこともあります。ただ、トラブルがあってから対応を相談するというのでは、遅すぎることもあるかと思います。ですから普段から、対応について前もって相談をしておくことが大切です。

訪問診療では、検査や治療薬に制限があることから、病院での検査・治療と同等に行うことは難しいため、対応出来ない状況や病状も少なくありません。例えばご自宅で転倒され骨折が疑われる様な場合や、腹痛の原因として虫垂炎や胆石による胆嚢炎等の手術が必要と思われる疾患などです。その様な場合には病院への受診をお願いしております。

ただし、訪問診療を受ける患者様の状況によっては、入院せずに、自宅での療養を行う場合もあります。認知症がひどくて病院での検査・治療が受けられそうもない場合や、回復の見込みが乏しい方々にその様な場合が多いかもしれません。

入院治療を受けなければ病状は悪化してしまうかもしれませんし、ご家族の負担はさらに増えてしまうでしょう。ただ、それでも住み慣れたご自宅での生活を続けたいと願う患者様も少なくなく、私たちはその様な方々のお手伝いが出来ればと思っております。

更新日時:2009年11月13日 09時42分

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飯島敏彦

神仏習合

多摩海上ビル診療所 院長 飯島敏彦

9月末、遅い夏休みに妻と高野山と熊野三山へ。西から入り、まず高野山奥の院で空海上人に礼拝合掌。宿坊に泊まり朝のおつとめで般若心経を唱え、熊野古道に入り熊野本宮、速玉、那智の三大社を順に参拝、二礼二拍手一礼で神に祈りました。すぐ隣には青岸渡寺があり、今度はお数珠を手に合掌。次に滝つぼへ下りて御神体那智の滝を仰ぎ見て、その圧倒的な霊気に気を奮わせました。

神仏習合という日本独特の宗教の有り様、懐の深い慈悲に触れる旅でした。精進料理に般若湯少々許され、大社では鈴を鳴らして神様をお呼びし願い事。伊勢神宮参拝後おはらい町で赤福、てこね寿司に御神酒少々。宗教対立の世紀といわれ、絶対神のために殺りくが繰り返されている。それに比べ、日本の神仏の何とおおらかな事。日本人である事のありがたさを再確認しました。

更新日時:2009年11月04日 15時59分

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秋池成律

お口の健康154─やっぱり予防歯科(54)─

あきいけ歯科医院 院長 秋池成律

前回の続きで、もし、48時間以上磨かず放置したらどうなるでしょう?

初期の歯石形成は、バイオフィルム中の細菌+唾液や歯肉溝滲出液中のカルシウム・リンの蓄積で、2週間でほぼ完了します。この時はまだ取れやすいのですが、1ヶ月以上になると歯石も強固に歯に付着してきて歯ブラシでは取れなくなります。これが歯と歯の間の歯石です。

前にお話ししましたが、細菌がいないと歯石はできません。一度石灰化が起こると、さらに重なり、層状に石灰化して、まるで貝の殻のように増えて除去しにくくなります。しかし歯石が、歯周病やムシ歯の直接の原因ではなく、プラークの量を増やす足がかりになるのと、プラークコントロールを阻害する複雑な構造を作って病気を進行させ、接触する歯周組織に物理的に損傷を与えて壊していきます。

更新日時:2009年11月04日 15時56分

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武島英人

在宅医療32

武島内科クリニック 院長 武島英人

今年は不況、そのうえ新型インフルエンザが私達を脅かしました。それでも、困難は乗り越えていきましょう。

さて本年はインフルエンザワクチンの数が例年に比べて極端に少なくなっています。何事も早め早めに対処されると良いと思います。特に、在宅療養中の患者さんは抵抗力が落ちているので、出入りする私達はマスク、手の消毒に気をつけ、ワクチンを接種し患者さんにうつさないようにしなければなりません。

ところで在宅でついつい遠のいてしまうのが検査です。血液検査は検体を保冷箱に入れて持ち帰らなくてはならない煩わしさがあります。ついついが重なると、いつか糖尿病の患者さんの高血糖に気がつかずに慌ててしまうこともあります。医院の中では気軽に出来る血液検査も、在宅では勝手が違います。何事も余裕を持ちたいものです。

更新日時:2009年11月04日 15時53分

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長井哲弥

入れ歯は保険でも作れる?

永山センター歯科 院長 長井哲弥

入れ歯は保険でも出来、治療費が安く修理しやすいという利点があります。しかし、汚れが付きやすい、話しにくい、使いにくい等の難点もあります。プラスチック製で強度を保つために厚く・大きめになるため、食べ物の温度が伝わりにくく、食感や歯ごたえが良くない、不快な違和感があるという方も多いです。また部分入れ歯は金属製の留め金があり、見た目も悪く、健康な歯に負担を掛け続けます。自費の入れ歯は、これらの難点を改善し、素材の違いから、金属製の留め金がないもの、軽くて薄い、弾力性がある、目立たなくフィット感や舌感も良いと好評です。さらに、噛み心地や見た目に優れ、単独歯でも作れる「インプラント」もあります。口は、健康と、内面と外観の両方の若さの重要要素です。ご自分にあった治療法を選択するために、歯科医院でお気軽にご相談ください。

更新日時:2009年11月04日 15時51分

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村田紀明

フッ素の効果について

京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明

フッ素を歯に塗るとムシ歯になりにくくなります。これは、フッ素により、歯の表面が強い構造になるためです。しかし、ムシ歯にならない歯になったわけではありません。毎日の充分な歯磨きがあればこそ、フッ素によるムシ歯予防が可能となるのです。特に出てきたばかりの歯は、成人の永久歯に比べ表面が柔らかいためフッ素の効果が高い反面、ムシ歯にもなり易いので毎日の歯磨きが大切です。

そして、この歯磨きの際、フッ素入りの歯磨き粉を使うと、より効果的です。歯科医院で行うフッ素塗布に比べれば、約7割程度の効果ですが、毎日、かつ容易に行える点から、その不足分を補って余りあると言えます。

毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期検診。この両方でのフッ素の応用で、歯そのものをムシ歯に強くすることが、大切な予防法となります。

更新日時:2009年11月04日 15時48分

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