多摩のお医者さん

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インフルエンザ

おがわクリニック 院長 小川愛一郎

1月に入ってしばらく大人中心に散発的に検出されていたインフルエンザが、中旬を過ぎて急速に各年齢層に拡大してきました。相変わらずAソ連型がほとんどですが、2月から4月頃までA香港型やB型インフルエンザに対する警戒も必要と思われます。ノロウイルスもそうですが、衣服についたウイルスの処理が非常に重要で家に帰ったらまず着替え、着替えた衣類は8時間以上手に触れない場所に保管しておいて下さい。一方ノロウイルスが疑われる嘔吐・下痢で汚れた衣類は、洗濯機で洗わず必ずバケツで水洗いし、塩素系消毒剤(ハイター、ブリーチ、ピューラックス、ミルトン等)で消毒し、使った雑巾等は捨てて下さい。

さて、今春から細菌性髄膜炎に対するワクチン(Hibワクチン)が導入される予定です (任意接種)。詳細は次号でお話し致します。

更新日時:2008年02月11日 15時41分

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診療放射線科(多摩海上ビル診療所ロゴマーク)

CADについて

多摩海上ビル診療所  診療放射線科

最近、新聞紙上でCADという言葉をよく目にします。一般的な意味は、設計や生産情報の生成を支援するシステムの事ですが、医療の世界では、CAD(Computer-aid ed diagnosis)…医師の読影を支援するコンピューター支援画像診断という意味として用いられます。

10年前にマンモグラフィCAD装置が米国で商用化され、現在では乳腺・胸部・大腸の3つの画像診断領域で用いられています。米国ではいずれ全画像診断領域で、CADシステムが運用される事でしょう。特にマンモグラフィCADの優れている点は、医師二名による二重読影と、CADシステムプラス医師一名による読影を比較しても、遜色ない結果が得られている事です。

日本でも近い将来、すべての画像診断領域でCADシステムが商用化される事を願います。

更新日時:2008年02月11日 15時39分

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秋池成律

お口の健康133 やっぱり予防歯科(33)

あきいけ歯科医院 院長 秋池成律

今回も「細菌、特にバイオフィルム」についてお話ししていきましょう。
お口の中の細菌たちは、「バイオフィルム」というヌルヌルした微生物の集団を作っています。最初は糖タンパクが1μm程度の薄い膜を作り、歯を守る働きをしています。しかし同時に細菌を誘導してしまう欠点もあります。

そして、細菌はカルシウムなどの唾液中にプラスイオンが入って来ると、それが橋渡しして歯に付着するようになります。また歯周病やムシ歯を作る細菌には、付着するための様々な構造を持つものが多数います。糖を認識して歯面に付着するものもあります。付着性を持った細菌は水を弾く性質もあり、粘着性多糖を形成して歯に付着する細菌もいます。

プラークは2種類以上の細菌が結合することが殆どで、結びついてそれぞれに病原性を発揮するから面倒になります。

更新日時:2008年02月11日 15時33分

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村田紀明

入れ歯で噛めるためには

京王堀之内阿部歯科医院 院長 村田紀明

ムシ歯や歯周病により多くの歯を失った場合、入れ歯による治療が一般的です。ただ、入れ歯といっても、総入れ歯から数本だけの部分入れ歯まで、様々な形があります。

勿論、それらは患者さん一人ひとりに合わせて作られますが、それでも、特に初めて使われる方にとっては大変な異物感や痛みをもたれる方も多くおられます。

まずは、入れ歯が口の中にある事に慣れて頂かなければなりませんが、入れ歯の性質上、装着した日から何の問題もないという事は稀です。実際に使って頂き、その時に痛みや圧迫感を感じた所への調整を何度も繰り返します。そうしていくことで、その方に合う入れ歯となっていきます。

入れ歯は出来上がったら終わりなのではなく、その後の調整と、定期的な検診により、噛みやすい状態を保てるという事を忘れないで下さい。

更新日時:2008年02月11日 15時28分

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井上智雄

慢性肝炎11 B型肝炎の治療(3)

井上内科クリニック 院長 井上智雄

35歳を過ぎても肝炎が持続するか、一度沈静化した後に再燃した肝炎で、肝臓の線維化が進み肝硬変への進行が危惧される場合に核酸アナログ療法があります。

核酸アナログは内服薬で、B型肝炎ウイルスの増殖を強力に阻害し肝炎を沈静化します。HBe抗原陽性の場合には、治療を続けるとHBe抗原が消えてHBe抗体陽性となり、自然経過と同様にウイルスの増殖力が低下し治療を中止できる場合もあります。しかし、多くの場合は肝炎を抑えるため治療を続けますが、核酸アナログに耐性の変異ウイルスが出現することが難点でした。‘06年9月より変異ウイルスが出現しにくい核酸アナログが保険適用となりました。

皮膚科医より一言

花粉アレルギーは湿疹・蕁麻疹の原因になります。花粉症の時期に皮膚のかゆみも出る方は、アレルギー検査をお勧めします。

更新日時:2008年02月11日 15時24分

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向後俊昭

乳幼児の花粉症

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

最近はスギ花粉症が低年齢化して2〜3歳の幼児にもみられるようになりました。その原因は明らかではありません。生まれてから2回目のスギ花粉シーズンを経て発症すると言われています。2〜3月の風邪の流行時には花粉症の診断が困難なことがあり、アレルギー検査が必要となることもあります。花粉症の主な症状は眼のかゆみ、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどです。また花粉は他のアレルギー症状を悪化させると言われています。

花粉症対策としては、まず花粉を避けることです。乳幼児はマスクの着用が難しいので、花粉の多い日は外出を控えること、また外出から帰宅した時は身体に付いた花粉を払い落として家に持ち込まないことです。そして、衣類や布団は外に干さない方が良いでしょう。花粉症らしい症状がみられましたら、かかりつけ医を受診してください。

更新日時:2008年02月11日 15時23分

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北島和一

生活習慣病における高尿酸血症

ふれあい町田ホスピタル 院長 北島和一

生活習慣病の一つである高尿酸血症。この病気の患者様は‘80年代にドッグ受診者の10%台だったのが、現在では20%台後半と年々増えています。

尿酸が高い状態、厳密に言うと、血清尿酸値が7.0mg/dlを越えた状態が高尿酸血症です。性別・年齢に関係なく見られるのが特徴です。尿酸値が高くなる理由は、尿酸が過剰産生される、排泄が少ない、その両方の、3パターンがあります。日本人は、体質的に尿中への排泄が少なくなる場合が多いようです。

症状として、痛風発作、痛風関節炎です。痛風関節炎は、足の親指の第一関節が運動した後に痛くなります。高尿酸血症が続くと、尿酸結石、痛風腎、動脈硬化等の合併症の要因になるため、注意が必要です。

もし尿酸値が7.0を越え8.0未満だった場合は生活習慣の改善を、8.0以上は薬物療法をお勧めします。

尿酸の元となるプリン体を多く含む、干物や内臓もの、ビール等を摂取するのはお控え下さい。ビールは、最近プリン体が少ないものもあるので、「どうしても」という方はそちらを召し上がって下さい。そして出来るだけ早く病院にご相談下さい。

更新日時:2008年02月11日 15時21分

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向後俊昭

脱水症にならないために

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

乳幼児に嘔吐・下痢がみられたら、早めにかかりつけ医を受診して下さい。時間が経過すればそれだけ脱水症状が進んでしまい、治療が長引きます。症状が朝からあるのに夕方に受診されますと、診療時間は一般に18時頃までですので、検査・治療する時間がほとんどありません。しかも脱水症状が進んでいる可能性もありますので、病院を紹介することが多くなります。早期に受診されれば、吐き気止めなどの座薬を使用してみて、もし効果がなければ、少なくとも2〜3時間の点滴をするなどの処置をします。症状が改善されれば、水分の与え方などを指導して帰宅していただきます。いずれの治療においても症状の改善がみられない時には、病院を紹介することになります。症状が軽い時に受診されれば、それだけ両親ならびにお子様自身の負担も少なくなります。

更新日時:2008年01月11日 14時05分

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阿部 健

インプラント治療

京王堀之内阿部歯科医院 国際インプラント学会米国認定医 阿部 健

昔、一緒に働いていた仲間がインプラント治療に来ました。「実際に使ってみてどう?」と聞くと「本当に歯が生えてきたって感じ!ブリッジにしようかと思ったが、インプラントで正解」。勧めた私も嬉しかったです。

インプラントとは、埋め込まれた人工歯根を骨と結合させ、その上に患者さんに合わせた人工の歯を取り付ける治療法です。隣の歯は削らず、義歯を外す事が出来るのが良い点です。最近では医療技術の進歩により、難しい症例にも対応出来るようになりました。骨のなくなってしまった部分には、ご自分の採血した血液の血小板と骨補填材を混ぜることで、増骨が可能です。痛みを心配される方が多いと思いますが、治療後の患者さんに聞いてみると、「想像していた痛みより軽かった」という方が多いです。一度出来ないと断られた方も是非ご相談下さい。

更新日時:2008年01月11日 14時03分

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北島和一

糖尿病と高血圧

ふれあい町田ホスピタル 院長 北島和一

糖尿病患者の増加は著しく、高血圧の合併頻度は非糖尿病患者の2倍です。この高血圧は、糖尿病の予後を左右する合併症として重要で、合併した場合、非合併時に比べ死亡率は2倍に増加します。高血圧症を合併しやすいのは、糖尿病ではインスリンの作用不足があるため、インスリンの分泌が亢進し、高インスリン血症をきたし、腎臓、交感神経系への作用により、血圧上昇をきたすからです。

また糖尿病の腎障害に伴う高血圧も考えられます。‘98年には、糖尿病性腎障害が、新規血液透析導入患者の原疾患第1位を占めました。そこで糖尿病性腎障害の進行を如何に阻止するかが、注目されています。

複数の大規模臨床試験から、糖尿病に合併した高血圧の治療について重要な結果が得られています。それは、血圧を下げれば下げるほど腎機能低下速度は遅延すること、心、脳血管障害の発症率は低下することから、早期より治療をするべきだとされています。日本高血圧学会のガイドラインでは、130〜80未満を目標値とし、腎由来の昇圧物質を抑制するACE阻害薬、AII受容体拮抗薬が第一選択薬として推奨されています。

更新日時:2008年01月11日 14時01分

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