マイタウンホームドクター

高齢者のサルコペニアとフレイル

ふれあい町田ホスピタル
総合診療科 星野伸二

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 我が国では、75歳以上の後期高齢者人口の割合が1/8以上で、高齢者特有の筋力低下(サルコペニア)と虚弱(フレイル)を抱えた人が増加しています。ともに加齢に伴う機能低下を意味し、要介護に至る原因になります。両者とも歩行速度低下及び筋力低下が重複し、フレイルの要因としてサルコペニアは捉えられます。また、病態に栄養が密接に関与しています。サルコペニアの予防には、良質なタンパク質の摂取とビタミンDの補充が推奨され、有酸素運動と筋力トレーニングの併用が理想的です。フレイルでは、要介護の割合も後期高齢者で3割以上になります。フレイル状態は可逆性で、適切な介入で自立に戻すことが可能です。放置すれば要介護状態へと加速します。在宅での安定した生活を維持するため、メディカルフィットネス等を活用し、サルコペニアとフレイルを防ぐことが肝要です。