マイタウンホームドクター

よく噛むことの必要性

京王堀之内阿部歯科医院
院長 内田宏城

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 栄養のバランスを考え、適量を食べることによって、人間は日々の生活や成長に必要なエネルギーを得ています。食事が健康の基本ともいえます。しかし、食べ方によって栄養の吸収には差が出ます。よく噛んで食べると良いといわれますが、いくつかの理由があります。一つは消化吸収を助けること。食べ物は小腸や大腸などの消化器によって消化吸収されますが、これにはかなりのエネルギーが必要です。たくさん食べた後に眠くなるのはそのためです。また、噛んで脳に刺激を与えて成長を促したり認知症の予防となったりすること。噛むことによる顎の成長は歯並びにも関係してきます。そして唾液による解毒作用が働くこと。よく噛んで食べることで唾液の分泌量が増しその成分により食物に含まれる発がん性物質を抑えたりします。食べ物を口に入れたら、飲み込むまでに30回は噛みましょう。