マイタウンホームドクター

高濃度乳腺(デンスブレスト)

聖ヶ丘病院
診療協力部長 石野 泰弘

顔写真

 乳癌の早期発見に欠かせないマンモグラフィ検診ですが、今、高濃度乳腺(デンスブレスト)による「マンモでは見つからない・見つけにくい乳癌」が問題になっています。マンモグラフィの写真では乳腺は白く、脂肪は黒く写りますが、高濃度乳腺の人は乳腺が多いため、写真は全体的に白が多くなります。癌も通常は白く写るため、高濃度乳腺の場合には癌が隠れて見えない可能性があります。このため高濃度乳腺の人は、マンモグラフィだけではなく超音波検査も併用し、より精度の高い検診を行います。超音波検査では見つけにくい石灰化といわれる病変もあるため、それぞれの検査の長所を活かし併用することが望ましいのです。乳腺は年齢とともに脂肪に変化していきますが、高濃度乳腺のままだと乳癌発生率がやや高くなる可能性もあり、まずは自分が高濃度乳腺かどうか知ることが必要です。