マイタウンホームドクター

痛風②

おがわクリニック
院長 小川愛一郎

顔写真

 血液中の尿酸値が7.0mg/dl(現在は6.5mg/dlともいわれます)以上になると、尿酸の結晶が徐々に関節内に沈着してきます。これ(高尿酸血症)だけでは自覚症状は出ませんが、関節内の尿酸結晶が何らかの原因で剥がれ落ちると、白血球が異物と認識し剥がれた結晶を攻撃するため、激しい疼痛を伴う炎症が出現します。これが痛風発作で通常1週間前後で自然軽快しますが、治ったのではなく、繰り返されていくことになります。約2/3は足の親指の付け根に発症します。剥がれ落ちる原因には、激しい運動やストレス等がありますが、治療で急激に尿酸値が低下しても同様のことが起こります。高尿酸血症の10~20%に痛風発作が起こるとされ、90%以上は男性です。女性は女性ホルモンが腎臓からの尿酸の排泄を促すため、閉経前であれば尿酸値は低いので、滅多に高尿酸血症にはなりません。