マイタウンホームドクター

音響性難聴

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック
院長 宮下久夫

顔写真

 大音響のロックコンサートの後で耳鳴りや耳閉感を覚え、聴力検査で内耳性難聴を認めることがあります。この時の音圧レベルは、地下鉄の騒音並み(100デシベル)以上と推測されています。これは(急性)音響性難聴で、爆発音などによる「音響外傷」と同様に、音の振動を電気信号に変えて伝える内耳有毛細胞の障害と考えられています。また歌手自身が難聴になった例もよく知られています。自然に軽快することもありますが、長引くと難聴が固定したり進行するため、できるだけ早く検査して治療を受けることが大切です。
治療には突発性難聴に準じて、ステロイドが用いられます。会場の設定にもよりますが、このようなコンサートでは、スピーカーの近くや演奏の間近に行かないことも必要です。電車やバスの車中で、音漏れするほどのヘッドホンや、イヤホンの大音量も要注意です。