マイタウンホームドクター

近視と遠視の最前線

多摩センター わたなべ眼科
院長 渡辺裕士

顔写真

 近視は遠くを見るときは像がぼやけて、近くのものは見やすい状態です。一方で、遠視は「遠くがよく見える」と思われがちですが、そうではなく、遠くも近くも原理的には、はっきりと見ることができません。このため小児の遠視の患者さんは、視力に異常がみられる場合も少なくありません。最近では、眼球の前後長が過度に伸びることが近眼の主な原因であることがわかってきました。従って近視の進みやすい小児期に、いかに近視を予防するかは、今日でも眼科医にとっては大きな研究テーマとなっています。しかし、未だにその決定的な治療法は見つかっていません。最近の研究では、遺伝因子と環境因子の両者が関係しているが、遺伝の影響が強いことが報告されています。親子で顔が似てくるように眼の状態も似てくるということです。学校健診で心配なことがあれば、気軽にご相談ください。