マイタウンホームドクター

痛風⑤ 痛風の治療と予防

おがわクリニック
院長 小川愛一郎

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   これまで書いたように、痛風は日本人にとって比較的最近増加してきた病気で、食生活の変化が大きく関わっています。動物性蛋白質を食べる機会がほとんどない時代が長かったため、腎臓も欧米人に比べ尿酸排泄能力が弱いといわれ、プリン体の多い食材の過剰摂取は危険です。予防には、動物性蛋白質の摂取を控え、肥満の解消、適度な運動と節酒、十分な水分摂取は欠かせません。それでも高尿酸血症が続いたり、痛風発作が出現した場合は、薬物療法になります。尿酸降下薬には尿酸産生抑制薬と尿酸排泄促進薬があり、6.0mg/dl以下を目標に尿酸値を下げることで、痛風発作や腎障害を防ぎます。最近新薬が開発され、非常に良い結果が得られていますが、痛風発作中に服用を始めると、発作が増強したり服用開始直後は発作が出やすくなるため、医師とよく相談して服用する必要があります。