マイタウンホームドクター

流行性角結膜炎の最前線

多摩センター わたなべ眼科
院長 渡辺裕士

顔写真

 昔から一般的に「はやり目」といわれているものです。アデノウイルスが原因で感染力が強く、結膜の充血、目やに、涙がたくさん出て、痛みを伴うことがあります。耳の前や顎の下にあるリンパ節が腫れることもあります。症状の強い人では、まぶたの裏側に膜(偽膜といいます)ができることがあります。検査はアデノウイルスを検出する専用キットがあり、10分ほど待てばウイルスの有無がわかるという優れものです。この検査で、陽性と出れば間違いなく流行性角結膜炎ですが、検査が陰性だからといって流行性角結膜炎を完全に否定はできません。治療には今のところ特効薬はなく、感染したウイルスに対する抗体が体内で作られるのを待つしかありません。通常は炎症を抑え、細菌による二次感染を防止するための目薬を使用します。はやり目と診断されたら周囲の人に感染を広めないように注意しましょう。