マイタウンホームドクター

向後俊昭

冬の呼吸器感染症対策

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

いわゆる「かぜ」には、 手洗い うがい マスクの着用 室内の温度・湿度の調節 規則正しい生活 等が大切です。 一方インフルエンザには、ワクチンを接種することです。小児では、年齢が上がる程有効率が上がると言われています。1歳未満児では効果があまり期待できませんので、周囲の人々が予防接種を受け…

向後俊昭

乳児の鼻閉

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

日常診療において、新生児、乳児の鼻閉はしばしばみられる症状ですが、これといった対策がないのが悩みです。鼻閉がありますと哺乳が困難になりますし、強い鼻閉では呼吸困難をきたすこともあり、乳児突然死症候群の一因にも挙げられています。口呼吸が可能になり換気が十分に行われれば、鼻閉が原因の乳児の突然死はなくな…

向後俊昭

気管支喘息発作への対応

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

気管支喘息発作は台風、気温の急激な変化などで起こりやすいと言われています。また、ゼーゼー(喘鳴)は夜間から朝にかけて強くなります。夜間の発作の際に自宅で対応できない場合は、早めに医療機関を受診してください。朝までに喘鳴がなくなることはほとんど期待できないからです。また喘鳴を長引かせると、その後に喘鳴…

向後俊昭

夏季の主な感染症

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

ウイルス感染症としては、手足口病 (手足、口腔粘膜の発疹)、ヘルパンギーナ (発熱と口腔粘膜の発疹)、咽頭結膜熱 [プール熱](発熱、咽頭炎、眼の症状)等です。一般的な感染経路は糞口あるいは飛沫感染で、潜伏期は3日〜6日です。予防策は、患児に近づかない、手洗いを、特にトイレの後はしっかり行うことが大切です。プー…

向後俊昭

乳幼児の免疫力(3)

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

母乳栄養が推奨されています。理由の一つに、母乳、特に分娩後の数日間にわたって分泌される初乳の中に、免疫物質である分泌型 IgA (アイ・ジー・エー) が多く含まれていることが挙げられます。この物質が腸管粘膜面に行き渡り、粘膜からの微生物 (ウイルス・細菌)、あるいは異物の侵入を阻止して、感染あるいはアレルギーを…

向後俊昭

乳幼児の免疫力(2)

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

新生児・乳児は母親からもらった移行抗体によって感染から保護されています。抗体の量が少ない場合には、B群レンサ球菌、インフルエンザ菌 (Hib)、百日咳などの細菌感染症、また水痘などのウイルス感染症にかかることがあります。 移行抗体の量は月齢と共に減少します。抗体が有効である期間は、麻疹で生後5〜6ヶ月頃、風…

向後俊昭

乳幼児の免疫力(1)

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

免疫力とは、有害なものから身を守り、病原体に対する抵抗力を獲得する働きをいいます。一般に新生児は病気に罹りやすいと考えられています。しかし母親の抵抗力(抗体)が胎盤を通って、児に与えられて感染を防いでいます。この現象を母子免疫といい、与えられた抗体を移行抗体といいます。この抗体によって防がれている疾…

向後俊昭

早起き・早寝・朝ごはん

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

「早起き・早寝・朝ごはん」のキャンペーンが関心を集めています。乳幼児に昼・夜の区別にしたがった生活をさせることは、子どもの脳を発達させるためにはとても大切なことです。生後4ヶ月頃に、昼間起きて夜間に眠るという睡眠リズムが確立されます。さらにハイハイ、直立二足歩行が出来るようになることで脳の機能が活性化…

向後俊昭

乳幼児の受動喫煙

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

タバコの煙の子どもへの影響について、日本小児科医会などが次のような健康被害を挙げています。 気管支喘息、気管支炎、中耳炎になりやすくなり、入院の回数が多くなる 妊婦が喫煙すると流産、早産の頻度が増え、その後の児の成長に影響(身長の伸び、知能の発達など)を及ぼす 乳児突然死症候群(SIDS)の危険因…

向後俊昭

乳幼児の花粉症

唐木田こどもクリニック 院長 向後俊昭

最近はスギ花粉症が低年齢化して2〜3歳の幼児にもみられるようになりました。その原因は明らかではありません。生まれてから2回目のスギ花粉シーズンを経て発症すると言われています。2〜3月の風邪の流行時には花粉症の診断が困難なことがあり、アレルギー検査が必要となることもあります。花粉症の主な症状は眼のかゆみ、鼻…