マイタウンホームドクター

宮下久夫

眼振検査

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

   内耳の平衡器官(前庭・三半規管)と眼球運動は、反射的に調節され(前庭動眼反射)、体が動いても視野がぶれる(ビデオカメラの手ぶれ状態)ことはありません。この器官に異常があると、めまい(主に回転性)が起きて、眼振(眼球の衝動的な運動)が観察されることがあります。このとき使用する特殊な「フレン…

宮下久夫

聴力検査

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

   難聴が疑われる場合に、一般的に行われる検査を純音聴力検査といい、両耳にレシーバを掛け、雑音がない純音を周波数の低い音から高い音まで、どの程度の音圧で聞くことができるか、左右別にボタンを押して知らせる検査です。横軸は周波数(ヘルツ)、縦軸は音圧(デシベル)を表し、左右それぞれを線グラフで示…

宮下久夫

血管運動性鼻炎

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

  風邪などの炎症症状もなく、冷たい空気や熱いラーメンなどを食べて、鼻水、くしゃみの症状があり、アレルギー検査でも花粉やハウスダストなどの原因物質が見当たらず、鼻汁にアレルギー疾患で出現する好酸球もない場合に、「血管運動性鼻炎」と診断されます。 これは外気の温度に応じて自動的に鼻粘膜血管の収縮と拡…

宮下久夫

音響性難聴

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

大音響のロックコンサートの後で耳鳴りや耳閉感を覚え、聴力検査で内耳性難聴を認めることがあります。この時の音圧レベルは、地下鉄の騒音並み(100デシベル)以上と推測されています。これは(急性)音響性難聴で、爆発音などによる「音響外傷」と同様に、音の振動を電気信号に変えて伝える内耳有毛細胞の障害と考えられて…

宮下久夫

スギ花粉症

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

スギ花粉によるアレルギー性鼻炎は、この時期日本の国民病ともいわれ、東京都では人口の2割以上が罹患しており、排ガスも誘発の原因といわれています。スギの雄花1個に40万個の花粉があり、1本のスギの木に数万個の雄花があるとすると、スギ林から飛散する花粉量は膨大な数に上ります。東京では、スギの飛散期は2月~4月頃で…

宮下久夫

人工内耳

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

内耳は、音の振動を電気信号に変換して神経に伝える重要な働きがあり、骨に包まれたらせん状の器官(蝸牛)に、高音から低音までの広い音域の変換装置である内耳有毛細胞(コルチ器)が備わっています。ここが生まれつき、あるいは内耳の病変により故障すると、音が神経に伝えられず難聴になります。従来、補聴器で補うほか…

宮下久夫

人工中耳

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

補聴器は難聴を補う機器ですが、外耳道が閉鎖していたり、中耳炎の術後の癒着など内耳に音が伝わらず、従来の補聴器が有効でないなどの高度難聴があっても、内耳機能が十分残っている場合に、中耳に埋め込み内耳に直接音の振動を伝える極小の振動子(VSB)が、最新のエレクトロニクスの進歩により開発されました(埋め込み型…

宮下久夫

鼻骨骨折

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

   スポーツや事故等で顔面を打撲し鼻根部が腫れたり、鼻出血を起こすことがたびたび見受けられます。 鼻は、顔面から突出しており、鼻骨は眉間部で前頭骨とつながり、左右は上顎骨と接し、下方は軟骨で鼻翼を形成しています。軟骨が折れることはあまりありませんが、鼻骨が折れると外鼻の変形や陥没が起きやすく…

宮下久夫

好酸球性副鼻腔炎

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

アレルギー性鼻炎では、鼻汁や粘膜に好酸球(エオジンと呼ばれる酸で赤く染まる顆粒を含む白血球)が多く見られますが、好酸球浸潤が多い副鼻腔炎は、難治で手術をしても再発しやすいことが以前から知られていました。昨年、この病変が好酸球性副鼻腔炎として難病指定されました。特徴としては、喘息を合併することが多く、…

宮下久夫

蝸牛型メニエール病(低音障害型感音難聴)

ハーモニーみみ・はな・のどクリニック 院長 宮下久夫

めまいと難聴を反復することがメニエール病の特徴ですが、「蝸牛型メニエール病」は、めまいがなく低音部の難聴(蝸牛の障害)のみを繰り返す場合に診断されます。ほとんどが一側性で、20代~40代の女性に多く、ストレス病ともいわれています。原因は、蝸牛内リンパ液の浮腫による聴覚細胞の障害(内リンパ水腫)と考えられ…