マイタウンホームドクター

音響性難聴

大音響のロックコンサートの後で耳鳴りや耳閉感を覚え、聴力検査で内耳性難聴を認めることがあります。この時の音圧レベルは、地下鉄の騒音並み(100デシベル)以上と推測されています。これは(急性)音響性難聴で、爆発音などによる「音響外傷」と同様に、音の振動を電気信号に変えて伝える内耳有毛細胞の障害と考えられて…

スギ花粉症

スギ花粉によるアレルギー性鼻炎は、この時期日本の国民病ともいわれ、東京都では人口の2割以上が罹患しており、排ガスも誘発の原因といわれています。スギの雄花1個に40万個の花粉があり、1本のスギの木に数万個の雄花があるとすると、スギ林から飛散する花粉量は膨大な数に上ります。東京では、スギの飛散期は2月~4月頃で…

人工内耳

内耳は、音の振動を電気信号に変換して神経に伝える重要な働きがあり、骨に包まれたらせん状の器官(蝸牛)に、高音から低音までの広い音域の変換装置である内耳有毛細胞(コルチ器)が備わっています。ここが生まれつき、あるいは内耳の病変により故障すると、音が神経に伝えられず難聴になります。従来、補聴器で補うほか…

人工中耳

補聴器は難聴を補う機器ですが、外耳道が閉鎖していたり、中耳炎の術後の癒着など内耳に音が伝わらず、従来の補聴器が有効でないなどの高度難聴があっても、内耳機能が十分残っている場合に、中耳に埋め込み内耳に直接音の振動を伝える極小の振動子(VSB)が、最新のエレクトロニクスの進歩により開発されました(埋め込み型…

鼻骨骨折

   スポーツや事故等で顔面を打撲し鼻根部が腫れたり、鼻出血を起こすことがたびたび見受けられます。 鼻は、顔面から突出しており、鼻骨は眉間部で前頭骨とつながり、左右は上顎骨と接し、下方は軟骨で鼻翼を形成しています。軟骨が折れることはあまりありませんが、鼻骨が折れると外鼻の変形や陥没が起きやすく…

好酸球性副鼻腔炎

アレルギー性鼻炎では、鼻汁や粘膜に好酸球(エオジンと呼ばれる酸で赤く染まる顆粒を含む白血球)が多く見られますが、好酸球浸潤が多い副鼻腔炎は、難治で手術をしても再発しやすいことが以前から知られていました。昨年、この病変が好酸球性副鼻腔炎として難病指定されました。特徴としては、喘息を合併することが多く、…

蝸牛型メニエール病(低音障害型感音難聴)

めまいと難聴を反復することがメニエール病の特徴ですが、「蝸牛型メニエール病」は、めまいがなく低音部の難聴(蝸牛の障害)のみを繰り返す場合に診断されます。ほとんどが一側性で、20代~40代の女性に多く、ストレス病ともいわれています。原因は、蝸牛内リンパ液の浮腫による聴覚細胞の障害(内リンパ水腫)と考えられ…

突発性難聴

「突発性難聴」は、ある日突然、難聴になる病気ですが、耳垢、中耳炎や外傷など原因が明らかなものは含まれません。耳閉感、耳鳴が続き、聴力検査で内耳性難聴(感音難聴)の場合に診断されます。ほとんど一側性で、原因は内耳循環不全やウイルス(おたふくかぜ,ヘルペス)、自己免疫疾患、ストレスなどが疑われていますが…

メニエール病

めまいといえばメニエール病というくらい、よく知られた病名ですが、実際にはそれほど多くありません。内耳は、前庭、三半規管(平衡)と蝸牛(聴覚)で構成され、中はリンパ液で満たされていて、その動きが感覚細胞に伝わって、信号が脳に送られ、体のバランスをとったり、音を感知したりしています。その内耳にリンパ液の…

上顎(洞)癌

副鼻腔(上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)の一つ、上顎洞から発生した癌ですが、骨に囲まれた空洞の粘膜に発生するため、初期の病変が見つかりにくく、以前は進行して骨破壊が起き、鼻腔内や頬部が腫れて気づくことが多かったのですが、最近は内視鏡やCTの進歩により早期発見が可能になってきました。また、アレルギー性…