マイタウンホームドクター

骨粗鬆症ってどんな病気?7

骨粗鬆症の薬についての続きです。ビスフォスフォネート製剤は骨の吸収を抑えて骨量を増やす作用があります。「朝起きてすぐにコップ1杯の水で飲んで、その後30分間は横になることや、水以外の飲食は禁止」という飲み方を聞いたことがあると思いますが、胃腸からの吸収が悪いためにこのような飲み方をするわけです。当初は毎…

骨粗鬆症ってどんな病気?(6)

今回は、昨年6月に日本でも使えるようになった薬「デノスマブ(プラリア)」についてです。 骨は破壊と新生を繰り返していますが、プラリアには、破壊の役割を担う破骨細胞を出来なくさせるようにすることで、骨量を増やす作用があります。非常に強力なので、半年に1度の注射で治療が可能ですが、低カルシウム(Ca)血症を来す…

骨粗鬆症ってどんな病気?(5)

今回は、骨粗鬆症のお薬についてのお話です。まずはテリパラチド。骨を作る作用を持つ唯一の治療薬で、日本では、フォルテオとテリボンの2種類があります。違いは、フォルテオが毎日自己注射するのに対し、テリボンは週に1度医療従事者に打ってもらうところです。これだけ聞くとテリボンの方がいいように思われますが、製薬…

骨粗鬆症ってどんな病気?(4)

今回は骨粗鬆症のおおまかな治療方針のお話です。 カルシウムの摂取は骨を増やす効果はありませんが、不足すると骨粗鬆症が進行するため、食事での摂取が必要です。また、運動も同じで、適度な運動が必要となります。治療の目的は骨折を予防することですが、そのためには骨強度を上昇させる必要があり、骨密度と骨質の2つの…

骨粗鬆症ってどんな病気?(3)

今回は、骨粗鬆症の治療の重要性についてです。治療の目的は骨折予防。脚の付け根の股関節 (大腿骨近位部骨折)、背骨 (脊椎圧迫骨折)、手首 (橈骨遠位端骨折) の骨折が典型的で、歩いていて転倒しただけの普通なら外傷程度で済むようなことでも骨折してしまうのが特徴です。頑張ってリハビリしても日常生活の自立レベルがガ…

骨粗鬆症ってどんな病気?(2)

骨粗鬆症にならないために、カルシウムをサプリメントなどで補っている人も多いと思います。実は50代以降の人が、カルシウムを錠剤やサプリメントの形で服用しても骨は増えないのです。実際、2011年度の骨粗鬆症の予防と治療のガイドラインでも、カルシウムの治療薬の効果としては、服用を勧められる程のデータはありません…

骨粗鬆症ってどんな病気?

「骨粗鬆症」と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?「骨がもろくなる」「骨折しやすくなる」。確かに骨がもろくなるから骨折しやすくなります。しかし、それ以外にも、あっと驚くようなことがあるのです。 そこで、今回は骨粗鬆症の説明をします。まずは「骨粗鬆症になるとどうなるか?」です。 最近はあまり見かけま…