マイタウンホームドクター

飛蚊症の最前線

白い壁の前で黒い点や虫のようなものが見えたことはありますか? 視界に、ごみや虫のようなものが飛んでいるように見えるこの症状を『飛蚊症』と呼びます。目を動かしても、同じ方向に動くので、目の前を蚊が飛んでいるように感じます。飛蚊症の原因は、特に治療が必要でない「生理的」なものと、治療をしないと視力が傷害さ…

近視と遠視の最前線

近視は遠くを見るときは像がぼやけて、近くのものは見やすい状態です。一方で、遠視は「遠くがよく見える」と思われがちですが、そうではなく、遠くも近くも原理的には、はっきりと見ることができません。このため小児の遠視の患者さんは、視力に異常がみられる場合も少なくありません。最近では、眼球の前後長が過度に伸び…

網膜静脈閉塞症の最前線

「網膜静脈閉塞症」とは、網膜の静脈が閉塞する(血管が詰まって血液が流れなくなる)病気です。血圧が高くて眼底出血があると言われたとなれば、この病気を念頭に考えます。 急激な視力低下、突然の視野障害が代表的な症状です。原因は高血圧が最も多く、高血圧により網膜の血管が弱って発症します。検査は病変の範囲、血管…

加齢黄斑変性の最前線

加齢黄斑変性は、加齢により網膜中心部である黄斑部に障害が生じ、中心部分が見えにくくなる病気です。この病気は最近、診断や治療が進歩したこともあり注目されつつあります。 欧米では、成人の失明原因の第1位で、珍しくない病気です。日本では比較的少ないと考えられていましたが、人口の高齢化と生活の欧米化により近年…

花粉症の最前線

アレルギー疾患のなかでも、春先に生じるスギ花粉症は、毎年非常に多数の方が発症します。結膜に炎症が起きるアレルギー性結膜炎の患者さんの約85%は、花粉によるものと推定されています。医師によって「アレルギー性結膜炎」と診断されたことのある方は日本人の約15%もいることが報告されています。我が国では約2,000万人…

黄斑前膜の最前線

黄斑前膜は網膜の表面に膜が張って、網膜にしわが寄って歪んで見えたり視力が下がる病気で、高齢者に多く見られます。似たような名前に加齢黄斑変性と黄斑円孔がありますが、加齢黄斑変性は網膜の中心部である黄斑部に悪い血管ができる病気、黄斑円孔は網膜の中心部に穴があいて視野の中心が全く見えなくなる病気です。黄斑…

糖尿病網膜症治療の最前線 糖尿病網膜症は、糖尿病が原因で目の中の網膜が障害を受け視力が低下する病気。定期的な検診と早期の治療を行えば病気の進行を抑えられますが、実際には我

糖尿病網膜症は、糖尿病が原因で目の中の網膜が障害を受け視力が低下する病気。定期的な検診と早期の治療を行えば病気の進行を抑えられますが、実際には我が国では成人の失明原因の第一位となっています。治療法は全身の血糖コントロールを優先し、さらに病状に応じて網膜光凝固術というレーザー治療が一般的で、通常は通院…

緑内障診療の最前線

40歳以上の日本人の20人に1人が緑内障と推定されています。緑内障の視神経障害および視野障害は、基本的には進行性であり、一度障害を受けてしまったところは元に戻らない病気です。また、緑内障では、早期発見と早期治療による障害の進行の阻止あるいは抑制がポイントとなります。緑内障は、眼圧を下げることができれば、そ…

白内障診療の最前線

日々の診療でよく聞かれるのが白内障についてです。白内障は水晶体が濁ってしまい、かすんで見えたり、見えにくくなる病気です。初期の段階では点眼薬で経過観察となりますが、最終的には手術で治すことができます。病状が進行し手術となった場合、現在一般的に行われている手術は「超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入…

網膜静脈閉塞症の最前線

網膜の病気はいろいろありますが、「血圧が高く、眼底出血があるといわれた」となれば、この網膜静脈閉塞症を念頭に考えます。急激な視力の低下、突然の視野障害が代表的な症状です。原因は、高血圧が最も多く、高血圧により網膜の血管が弱って、網膜の静脈の血流が途絶えると、網膜に出血する網膜静脈閉塞症という疾患にな…