マイタウンホームドクター

健診・検診について

   健診は、総合的な健康診断(例えば定期健診)、検診は特定の病気の有無を検査・診察することです。国民健康保険加入者の成人健康診査は、日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防が目的です。生活習慣病は、内臓脂肪の蓄積に起因する脂質異常症・高血圧症・糖尿病などで、自覚症状がなく進行します。…

大人の長引く咳について

大人の長引く咳の原因疾患として、喘息・咳喘息・アトピー咳漱・慢性閉塞性肺疾患・副鼻腔気管支症候群・逆流性食道炎(胃食道逆流症)・感染後咳漱(百日咳・マイコプラズマ肺炎)があります。他に肺癌や肺結核の初期症状である可能性、肺炎や心疾患(心不全)などの重篤な疾患を念頭に置きます。百日咳とマイコプラズマ肺…

高齢者のサルコペニアとフレイル

我が国では、75歳以上の後期高齢者人口の割合が1/8以上で、高齢者特有の筋力低下(サルコペニア)と虚弱(フレイル)を抱えた人が増加しています。ともに加齢に伴う機能低下を意味し、要介護に至る原因になります。両者とも歩行速度低下及び筋力低下が重複し、フレイルの要因としてサルコペニアは捉えられます。また、病態に…

この時期発症しやすい疾患

秋近しといえ、まだ暑さが続くこの時期、青・壮年期や高齢期の方が発症しやすい疾患の多くは、脱水による血液循環の悪化およびストレスや疲労の蓄積により起こります。特に注意を要する重大な疾患は、熱中症以外に脳梗塞と心筋梗塞です。他に泌尿器結石、めまい、パニック障害、最近では20~30歳代の発症が年々増加している…

「高齢者の廃用症候群」について

高齢化の進展と在宅医療の推進により、今後高齢者は、在宅生活の中で活動性の低下を起こし、廃用症候群(生活不活発病)に陥ることが推察されます。 廃用症候群は、過度の安静や長期臥床により生じる筋肉の萎縮、筋力低下、関節拘縮等をいいます。要因は、内的(麻痺・抑うつ等)なものと、外的(ギプス固定等)なものに分類…

高齢者の栄養障害について

栄養の不足あるいは過多の状態は、体調不良や様々な疾病の原因となります。高齢者は容易に低栄養状態になり、多くは脱水も同時に進行します。自宅に暮らす高齢者の約7人に1人、また長期療養施設で暮らす高齢者の約半数が低栄養状態にあります。最近、高齢者の「新型栄養失調」が増えています。3食しっかり食べてカロリーは足…

高齢者の肺炎について

  肺炎は、風邪やインフルエンザをきっかけにかかる場合があり、日本人の全死亡原因の3位、90歳以上では2位です。肺炎で入院する70代で約60%、80代で約75%が誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎を起こした高齢者の多くは、脳血管性障害などの基礎疾患を有し、発熱、咳嗽、喀痰などを訴えないことも多いので注意が必要です。睡…

高齢者における食欲不振

75歳以上の後期高齢者では、様々な要因で低栄養を起こす危険があり、その原因の一つに食欲不振があります。一般に食欲不振のみを訴ったえることは少なく、多くは種々の症状を伴います。高齢者の食欲不振は、炎症性や代謝性の疾患、認知症やうつ病、心不全、呼吸不全などの全身性疾患の部分症状であったり、服用する薬物の副…