マイタウンホームドクター

高血圧と塩分制限 〜日本の食事って本当に健康に良いの?〜

日本食は身体に良いと考えられがちですが、実際は世界でも有数の食塩摂取国です。そのため、50歳を過ぎると2人に1人が高血圧といった状態であり、国を挙げての減塩対策が必要です。「やあ、参ったよ。病院の食事は全然味がしなくてさあ…」よく耳にするお話です。日本人の平均塩分摂取量は11g/日ですが、高血圧の患者…

高血圧と塩分制限 ─納豆のタレは半分で─

ひと口に塩分制限と言っても、何をどうすれば良いのでしょうか。「食べないこと」は比較的簡単にできます。麺類のスープを残す、味噌汁や漬け物を食べないなどです。これに対して食べるものを薄味にするのは、なかなか難しいようです。 私が外来で患者さんにしばしばする質問ですが「納豆を召し上がりますか?」「はい、大好…

高血圧と塩分制限 ─高血圧でない人も塩分制限を─

高血圧治療の基本は塩分制限です。糖尿病治療の基本がカロリー制限であるのとよく似ています。特に日本人の塩分摂取量は諸外国と比較してもかなり多く、1日あたりおよそ11gと考えられています。戦後間もない頃の東北地方では25gくらい、さらに江戸時代に遡ると50gであったとも言われています。確かにその頃と比較すれば現代…

足のむくみと静脈瘤

夕方になると足がむくむ。そういえば静脈瘤がある。これは心臓に戻って来るはずの血液が足に停滞したままになっているために起こるものです。足の静脈には弁と呼ばれるものがあり、心臓に向かって流れていった血液が足の方へ逆流しないようにコントロールしています。もしこの弁がなかったとしたらすべての静脈血は重力によ…

足のむくみと心臓病

Aさんは、最近足がむくんで、ちょっと動くと息切れがすると悩んでいます。Bさんは、夕方になると足がむくみ、そういえば静脈瘤(ふくらはぎ辺りのニョロニョロと膨らんだ静脈)があると悩んでいます。一口に「むくみ」と言っても症状も原因も様々です。Aさんはおそらく心臓に病気があるために足がむくんだものと思われま…

足のむくみ

血液は左心室が収縮することで心臓から送り出されます。では、手足の血液はどうやって心臓に戻っていくのでしょう?腕を下げてしばらく手の甲を眺めていると、静脈が怒張して血液が溜まってくるのがわかります。その後で手を頭の上にかざすと血液が心臓に戻っていき、静脈が虚脱して膨らみがなくなります。しかしいつも手を…

140台の血圧、放置しても大丈夫?

若い頃は血圧が低かったのに知らないうちに高くなり、健康診断を受けたら「血圧:要治療、要指導」などと書かれていて、ショックを受けている方はいらっしゃいませんか?ところが指摘を受けたにも関わらず、「まあ良いか。それほど高いわけじゃないし、それに何も症状はないし」で済ませていませんか? では、どのくらいにな…

食事と運動について考えてみよう カロリーの話

最近は、外食をしてもメニューに○カロリーと記載されていることが少なくなく、これは体重やカロリーを気にする方が多いことの表れと思われます。そこで今回は、食事と運動をカロリーの面から考えてみましょう。 当院で栄養指導を受けられる方は、たいてい野菜不足でカロリー超過。「まず野菜をたっぷり食べましょう」とアド…

メタボ治療は将来への保険

日本人男性の5人に1人、女性は20人に1人がメタボリックシンドローム(通称メタボ)と考えられています。メタボリックシンドロームとは腹部肥満(ウエスト周囲径が男性で80cm以上、女性で90cm以上)があり、血圧、血糖、脂質のうち2つ以上の異常を合併した場合を言います。 これらの疾患は動脈硬化のリスクファクター(危険因…

動悸や息切れ 歳のせいだと思っていませんか?

「10年前と比べると、随分体力が落ちたなあ」「ちょっとしたことで息が切れるなあ」──もしかしたら、年齢のせいではなく、心臓病かもしれません。 心臓には4つの弁があり、この弁のおかげで血液は逆流することなく一方向に流れています。しかし弁の調子が悪くなると、血液の流れが悪くなったり、血液が逆流するようになり…