モリテツのキューバ・ 南米紀行20「キューバでビートルズ?!②」(バラデロその2)

ドュポンは元々化学メーカー。1800年代、トーマス・ジェファーソン米大統領の後ろ盾で設立した火薬工場で巨万の富を築き、第一次大戦でさらに巨大化、レイヨン、ナイロン、プラスティックなどの新しい化学製品を次々に開発、第二次大戦では原爆製造まで手掛け
た。「死の商人」とまで言われ、被爆国日本にとってはありがたくない存在。
そのドュポン家の邸宅「マンシオン・ザナドゥー」がバラデロに残っている。今ではゴルフコースも備えた観光施設。ヤシの木が茂る白浜のビーチはなるほど魅力たっぷり。禁酒法時代を席巻したシカゴのギャング、アル・カポネもいたく惹かれたとか。
藁ぶきのビーチパラソルが並ぶ海岸は海水浴客で大賑わい。海に入った。意外と水は冷たく、水中はどこまでも透き通っているけれど、熱帯魚の姿は見えない。昔は時間を忘れて水遊びに興じたものだが、歳をとるとそうもいかない。若者を置いてさっさとビーチで昼寝。
米国の富豪たちが競って邸宅を建てたバラデロは革命でどうなったのかと言えば、すべての資産は政府に没収されて共和国の財産に。その後は欧州資本と組んで今のリゾートが出来上がったらしい。付近を歩くと土産物屋も。とはいえ、買いたいものなど特に見当たらない。白馬の馬車の御者も暑さでカフェスタンドの椅子で昼寝している。
- マンシオン・ザナドゥー
- 美しすぎるバラデロのビーチ
- 賑わうビーチ
- 土産屋も風情がある
- 白馬の馬車も退屈そう
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