溶連菌感染症に注意を
今シーズンはインフルエンザが例年より早く流行したのに加え、過去5年間を上回るペースで感染者が増加しました。特に12月はA型インフルエンザが猛威をふるいましたが、インフルエンザワクチン接種後に感染した人は軽い症状であることが多く、ワクチンの効果はあるものと考えられます。インフルエンザと同様に多いのが溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染です。咽頭痛を訴え来院される人のかなりの割合に検出され、インフルエンザと重複感染している人もいます。小児に多いのですが、今季は成人でも多く検出され、都内の流行マップでも、八王子市は非常に多い検出地域の一つになっています。咽頭痛を強く自覚される場合、インフルエンザと診断されても咽頭痛や微熱が残っている場合等は注意が必要です。しばらくは、うがい・手洗い・マスク着用等の予防を忘れずにお願いします。