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ビタミンD

緊急事態宣言は解除されましたが、まだ油断禁物の状態が続いています。一方、運動不足から来る体調不良や生活習慣病の悪化などのマイナス面も目立つようになってきました。特にご高齢の方や小児では日照不足により体内のビタミンDが不足し、骨の成長や骨粗鬆症への悪影響が懸念されます。ビタミンDは、食物からカルシウムを体内に吸収して骨を丈夫にするほか、各種癌への予防効果や免疫機能を上げる働きがあり、他のビタミンと違って日光を浴びることでその80~90%が体内で生成されます。1日当たり15~20分程度日光に当たると良く、夏なら木陰で約30分、冬なら顔や手に約1時間程度が目安です。ガラス越しだと紫外線がカットされあまり効果がないので、外に出る工夫が必要です。下肢の筋力低下や静脈血栓を防ぐ意味でも、出来れば散歩はした方が良いでしょう。

おがわクリニック
院長:小川 愛一郎

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