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矯正治療に伴うお鼻の話

 新型コロナ等から始まる肺炎の予防には鼻呼吸が大切で,口呼吸よりリスクがかなり少ないです。鼻呼吸のためには,お鼻がちゃんと機能するようにする(育てる)ことですね。矯正治療で歯並びを治すとき,あご(お口)を育ててそのすぐ上の鼻呼吸まで気遣いして治療すること,それが身体の健康にとっても大切なことが分かると思います。ところで鼻中隔というお鼻を左右に分けている壁は軟骨を含めて4つの部分から成り立ちます。ところが、それぞれの成長量が違うと真っすぐではなくて湾曲してしまいます(鼻中隔湾曲)。湾曲の程度によっては,鼻呼吸障害が起こって口呼吸が始まります。日本人の場合9割が鼻中隔湾曲症という話もあります。湾曲ですので鼻腔の左右差が違い大小ができます。矯正治療では,鼻の診断をして耳鼻科医と連携することが当然必要となります。

有間矯正歯科クリニック
理事長:有間 英生

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