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口呼吸への対応

前回に引き続き口呼吸(鼻呼吸障害)のお話です。副鼻腔炎のしっかりした診断が必要です。頭痛の原因にもなる部位で5ヶ所を診ます。その程度と難治性か否か,鼻水がのどを流れていないか、喘息の原因になっていないか、集中力に影響を与えて散漫になっていないか、姿勢に影響が出ていないか、さらにアデノイドと扁桃の大きさを確認します。年齢ごとの大きさは矯正歯科専門医が診断しています。免疫にもかかわるところで,必要に応じて耳鼻科医を紹介します。扁桃は口臭の原因の一つです。これら上気道の炎症は腎臓や心臓にも悪影響を与えるので(腎炎,高血圧),注意が必要です。顔貌の成長にも悪影響を与え,面長なお顔になったり,受け口に育ったりします。歯並びを治すことで、これらを良い状態にしていき、健康なお子さんに育てることのお助けができます。

有間矯正歯科クリニック
理事長:有間 英生

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