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新型コロナと矯正治療

新型コロナ等による肺炎の予防には鼻呼吸が大切で、口呼吸より感染症に陥るリスクが少ないと前回お話ししましたが、それはお鼻がしっかり機能する場合です。鼻腔は、概ね二等辺三角形の形で、上顎は鼻腔底を形つくっていますので、八重歯や叢生で歯の生える隙間がない、つまり顎が小さいということは、鼻腔が狭いということを意味していて、口呼吸を誘発します。お口がぽかんと開いていたら、お口をみてください。歯の生える隙間が無かったり歯が重なっていたり、八重歯があったら、お口がぽかんと開くのもしかたのないことなのです。矯正治療で歯並びを治すとき、顎を育てて鼻呼吸にまで気遣いして治療することが体の健康にとっても大切であることが分かると思います。また、体で一番酸素を必要とするのは脳組織ですから、矯正治療は集中力や記憶力の増加にも役立ちます。

有間矯正歯科クリニック
理事長:有間 英生

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