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オミクロン株

すでに報道されていますが、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が確認され、世界中に懸念が広がっています。危険性のある変異株は、アルファ株からデルタ株まで4種類が知られていますが、オミクロン株はどれとも似ておらず、全部で50ヶ所という激しい変異を認め、うち30ヶ所以上がヒトの細胞に入り込む〝鍵〟の役割を持つスパイクたんぱく質に集中していました。このスパイクたんぱく質は現在開発されているコロナワクチンの標的部位でもあります。このことから人から人への感染力が増し、免疫システムを回避する能力があるのでは、と警戒されているのです。ただ、拡散能力、重症化の恐れ、ワクチンの有効性といった詳しいことはわかっておらず、早急に詳しい解析が必要です。風邪の流行期を迎え、これまでのコロナ対策を引き続き徹底していきましょう。

おがわクリニック
院長:小川 愛一郎

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