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小児のコロナワクチン

5歳から11歳の小児を対象とした新型コロナワクチン接種が始まりました。ファイザー社製ワクチンを用い、通常量の1/3を3週間で2回筋肉注射します。1/3量でも体格差に関係なく十分な中和抗体価の上昇と、90%以上の発症予防効果を認めましたが、データはオミクロン株の流行以前のものでオミクロン株に対する効果はまだ未知数です。しかし、小児の感染が増えている現在では十分期待できるワクチンだと考えられています。副反応は50%以上に局所の疼痛や全身倦怠感、10~50%に頭痛や接種部位の発赤・腫脹、1~10%に発熱・下痢・嘔吐を認め、2回目に多い傾向があり、わずかながら1ヶ月以上続くリンパ節炎や筋炎(特に男性)を認めました。まだ未知の部分が多いワクチンですがかかりつけ医ともよく相談してみてください。
今回が最終回です。ご愛読、誠にありがとうございました。

おがわクリニック
院長:小川 愛一郎

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