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コロナ感染による嗅覚障害

9月、暑い夏が続きます。この原稿執筆時の私はお盆休み中ですが、コロナ感染患者の自宅経過観察もあり、心が休むことはありません。コロナ感染症が再び猛威を振るっています。20代の患者さんが多いですが、最近経験したのはインフルエンザA型とコロナ感染が合併した人。40度の高熱で動けなかったそうですが、聞くところによると小児科でも出ているようで、今冬は同時合併要注意です。10月になったら早めのインフルエンザワクチン接種が大切です。さて、コロナ感染症状の一つに味覚嗅覚障害がかなりの頻度で認められます。鼻づまりがあると鼻の奥にある嗅覚神経に匂いのもとが届かないのも原因になりますが、コロナ感染による直接的な嗅覚神経障害がその一因のようです。対処法は、珈琲、香辛料、香水、整髪料等を交互に嗅ぎ、嗅覚神経を刺激するのが良いとのことです(日経新聞)。

武島内科クリニック
院長:武島 英人

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