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『もしもし』長谷川豊子の生きるということ
 その15「私の人生パラダイス」

その15
「私の人生パラダイス」

多摩センターの老舗美容室『ビューティーカワムラ』のオーナー、川村照子さん。
末娘の就学を機に35歳でお店を開き、来年の3月で46年目に。
『もしもし』とは、創刊後すぐの飛び込み営業のご縁で、40年です。確かな腕と楽しい弾丸トークに魅せられ、開店来、そして親子で通うお客さまが多数。

「こう見えてもいっぱい病気をしていて、いろんな臓器がないの。でもね、お客さんに喜んでもらえると楽しいしお金も頂ける。こんな良いことはないと、お客さんに感謝です。お店に出ること、お客さんに会うことが私の一番の薬よ」と溌剌と。

その川村さんの元気の源は〝1日1回大声で笑うこと〟。
「お客さんにもよく言うの。〝後悔しても追っつかない。1日1回大きな声で笑うのよ〟って」

ご主人は、胃がんで余命1年の宣告を受け、9年前に他界。周りが涙する中、川村さんは泣きませんでした。
「お店のスタッフから『なぜ泣かないの? 無理してない?』と言われたけど、やるべきことをやりきったから泣かずにすんだのかと」と。
この潔さが、オーナーとしてお店を続けてきた強さかもしれません。

来年1月、80歳の川村さん。
仕事の他に新舞踊や民謡の習い事に加え、推しのコンサートに仕事終わりのウォーキング、月に1回の地元の同級生との飲み会と大忙し。
「いつの日も周りに支えられ、私自身も成長できました。今、私の人生パラダイス! 動ける限り現役でいきますよ」

川村さん! 私もカラカラ笑って、現役で書き続けますね。

PROFILE

長谷川豊子(はせがわとよこ):
『有限会社もしもし』専務取締役。1985年9月、『もしもし』の前身である『奥さまもしもし新聞』を一人で発行。以来第一線で、編集者として取材・執筆・広告営業にと走り続けてきた。


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