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紙上 Placemaking
「子どもが子どもだけで考え、行動する『こどものまち たま』」
/チーム ミニたま 矢田 浩明・山下ゆかりさん

ドイツ・ミュンヘン発祥の「こどものまち」は、仕事をして「こどものまち」内でのみ使える通貨を得て、買い物や遊びを楽しむ、子どもがつくる子どもだけのまちです。
ドイツのほか、オーストリアやイタリア、ハンガリー、インドなどにも広がる中、日本でも各地でさまざまな形で開催されています。
そして、ここ多摩市での取り組みが「こどものまち たま(こたま)」です。

「こたま」を主宰する「チームミニたま」の代表・矢田浩明さん、副代表・山下ゆかりさん

スタートは、2011年。
以前は人や地域とのつながりを意識せずに過ごしてきたという矢田さんが、聖蹟桜ヶ丘のコレクティブハウスでの暮らしを通して、自分たちで話し合って考えて、行動していくことの魅力に気づきました。そして出合った「こどものまち」。
「大人の目を気にせず、子ども自身が自分なりの想像力を働かせて行動する。それがすごくいいなと思いました」
そこで、多摩市でもやってみようと思い立ち模索しますが、力が及ばず断念。

「矢田さん自身の思いを大切にして、その思いを共有できる仲間を増やして育てていったほうがいいよ」というアドバイスも受けて、じっくりと準備を重ね、2017年11月、多摩市総合体育館で第1回開催を実現しました。
そして、翌2018年12月、パルテノン多摩で第2回を開催。
さあ、第3回を!と、2020年2月の開催に向けて準備を進める中、コロナ禍に見舞われ、やむなく中止になってしまいます。

そして、やっと、2024年2月、4年ぶりに第3回「こたま」を迎えることができます!
仲間が増える中でつながりも広がり、8人ほどのコアメンバーと2、30名のボランティアスタッフが、子どもの考えや行動を見つめ、子ども自治が育まれるようにと心を砕く3日間が繰り広げられます。

「何よりもの喜びは初回に参加した子が高校生になり、運営スタッフとして参加すること」と矢田さん。
長い目で見て続けていくことで、次へのつながりが、また新たなものを生みますね。

プロフィール

こどものまち たま(こたま)

子どもがつくる子どもだけの仮想まちづくり体験イベント。大人の指示や干渉を受けることなく子どもたちが自分のやりたいことを考え、生み出し、取り組んでいく仕組み。
●2024・2/10(土)~2/12(月休)(3日間)
●10:00~16:30 ※入退場自由です
●多摩市立関戸公民館ヴィータホール(GoogleMapで開く)
●参加無料
●事前申し込み不要・参加票(こちらからダウンロード)に事前記入の上当日持参を
●小3~中3(大人は会場へは入れません)

「こどものまち たま(こたま)」の詳細はこちらから

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プレイスメイキング とは
そこに行ったら人と出会えて、つながって、ワクワクドキドキ楽しい時間が過ごせて、笑顔が広がって、まちが盛り上がる何かを作り出せる。そんな空間を、私たちが普段暮らすまちの中に作る取り組みが「プレイスメイキング」。

紙上プレイスメイキング とは
『もしもし』紙上が、そんな「プレイスメイキング 」の場になりたい。『もしもし』に触れることで、新しい人とつながったり、ドキドキワクワクの思いが広がったり、新しい発見があったり、このまちで暮らしていることを嬉しく思ったり、安心したり、心が豊かになったり。そして人に優しくしたいなと思えてきたり。そんな『もしもし』を皆さんに届けたい、一緒にこのまちを楽しい場所にしていくきっかけになれたら。そんな思いを込めました。

 


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