多磨高等予備校
小村洋の「2021 合格対談15」
北海道大(教育)結城美優さん(別所中→都立立川高)とお母様と代表・小村洋
E判定がぐんぐん伸びてAに近いB判定に
「北大に!」の強い気持ちで勝ち取った合格
対談動画は、https://tama-yobi.comでご覧に!
小村「今日は、2021年春、北海道大学教育学部に合格・進学の結城美優さんとお母さまにお越しいただきました。今日はどうもありがとうございます。
結城さんは、本校で1年浪人生活を送ってくれました。春から私の授業を受けてくれて、『受かったよ』って言われてとっても嬉しかったんです。最初はオンライン授業でしたよね。その辺りの思い出から時系列で振り返っていきたいと思います。
4月7日が緊急事態宣言でしたか。本校も春から対面授業ができませんでした。双方向型とはいえ、オンライン授業にせざるを得ませんでした。その辺りの思い出から話していただけますか?」
結城「オンライン授業で先生方も大変だった部分があったと思うんですけど」
小村「オンラインのプロではないのでね」
結城「でも、少しずつネット環境とか、ホームページとかを改善しながら、ほぼ対面授業に近い形でやってくださった。オンライン授業でも質問しやすくってのを工夫してくださったので、オンライン授業でもやりやすかったです」
小村「同じ映像授業でも一方的に動画を流すだけの予備校もあります、生徒の数が多いとそうなるんでしょうね。私たちのように小さいところですから。指名しましたものね、オンラインでね、ちゃんと答えてくれましたよ。そうは言っても6月8日を境に、また、教室に通ってもらえる状況ができました。だいたい通ってくれましたよね」
結城「そうですね」
小村「体調の悪い時に、オンラインで受講してくれたこともあったけど、だいたい通ってくれましたもんね」
結城「そうです。オンラインと対面、両方あることで、体調が悪い時でも授業を受けたい時に、直接校舎に来なくてもオンラインで受けられるっていうのがオンライン授業のメリットだと思っていて、すごく助かりました」
小村「そうですね。ありがとうございます。確かに、教室に来てくれる回数は6月から多くなりましたけど、ご自宅で体調が悪い時にオンラインがありましたので、書いて送ったのを覚えてます」
結城「本当に、嬉しかったです」
小村「ありがとうございます。そうは言っても夏になると通学も増えました。そうなるとお友達もできて、自習室も利用したりしたと思うんですけど。その辺りの思い出ってありますか? 成績の変化なんかとともに」
結城「授業の合間は時間が空いてるところがあったので、そのあたりで、自習室を利用して。環境も整っていたので集中できて勉強できました。春から夏にかけて、苦手だった数学を自習室で一気に集中して勉強して、そこから成績がE判定からどんどんどんどん上がっていきました」
小村「国語は、できました。少なくとも、自分の担当の古文は非常によくできた。『この子、よくできるなあ』ってのが、ずっと頭にあったんですよ。こうやって見事合格していただいて、本当に嬉しいんです。そこで、春に本校を選んでくださって、オンライン授業オンリーから通学も可能な状況になる、その辺りをご覧になって、お母さん、どんな目で美優さんを見てらっしゃいましたか?」
母「最初、オンラインになった時にはどんな形になるのかなって、少し不安もあったんですけど。反対に、家で授業をやってる姿を私もなんとなく感じることができて。先生の熱量というか、そういうものも一緒に感じながらということで、安心できました。なので、そのあと通う時間が増えても、引き続きという形で、安心して見守ることができました」
小村「ありがとうございます。優しい笑顔のお母さんで、羨ましいなあ。では、今度は夏期講習の思い出。いかがですか?」
結城「夏期講習は、数学の高橋先生の授業をとって、自分ですべての分野をばあっと春に勉強していて。今度は先生と一緒に、ほとんど個別みたいな形で、疑問に思ったところをすぐ質問しながら、疑問には全部、聞いたことにプラスアルファでいろんなことを体系的に教えてくださるので、それでより理解が深まって、模試の判定も徐々に良くなっていきました」
小村「模試の判定、最初はどんな感じだった? 北大だったら」
結城「最初はE判定で。やっぱり国語だけ得意だったんですけど」
小村「国語はできたもんね」
結城「その他の英語と数学を、高校に在学中から苦手としていたので、夏終わりぐらいまでは結構E判定続きでした」
小村「夏が終わって上がっていったんだね」
結城「そうですね、そこからは急上昇で」
小村「秋から冬にかけての模試の成績はどうでしたか?」
結城「マーク模試でC判定、B判定。最後の共通テストリサーチでは、A判定に近いB判定までいって、本当に先生のおかげだなと思いながら、勉強できました」
小村「どんどん尻上がりに上がっていったんだ」
結城「そうですね。最初は、夏の終わりくらいまでE判定だったので、なかなか上がらないなっていうので、不安もあったんですけど。高橋先生に弱音を漏らしても、『大丈夫だよ』っていう励ましがあって。それで、粘り強く最後まで諦めないで勉強を続けることができました」
小村「なるほど。結城さんは現役の時はどこか予備校は行きましたか?」
結城「いえ、行ってません」
小村「スポーツが忙しかったものね、マネージャーやってたんだよね」
結城「そうですね、部活が忙しかったので」
小村「そうですか。現役の時はどこも受からなかったの?」
結城「受けたのが北海道大学だけでした」
小村「受けたのがね。なるほどね」
結城「私立を一つも受けなかったので」
小村「じゃあ、絶対ここだって決めてたんだ」
結城「そうです。で、ダメならもう浪人って、覚悟で受けてて」
小村「ああ、しっかりしてる。女子生徒っていうのは将来の目標を見据えてブレないんですよね」
結城「後期試験がコロナで中止になっちゃたので、前期終わった後はほとんど、浪人確定かなって感じで、4月の準備を始めてましたね」
小村「しっかりしてる、なるほど、わかりました。では、夏までの勉強は伺いました。また、模試も秋から冬にかけて伺いました。秋から冬にかけての勉強はいかがでしたか? 良くできたよね、少なくとも古文は良くできた。『鋭いこと聞くなあ』っていう印象があります」
結城「夏までで基礎固めができたので、結構、授業でも演習を中心に移っていって。まだ、ちょっと最後がわからないなってところを先生に何回も何回も繰り返し質問して、完璧にこなしてっていうのでやってました」
小村「ポイントを聞いてくるからね。結城さんは『すごいな』って思いました。質問って具体的になればなるほど、その子の学力は高いし、やる気もあるんです。例えば、『どうしたら頭が良くなりますか』みたいな質問は、あんまり勉強はしてないケースが多くて。具体的に、『英語が苦手だ』『英語の作文が苦手だ』『英語の仮定法が苦手だ』『仮定法のこの場所が苦手だ』くらいになると、やっぱりそこの部分は自分でできてるから、質問のレベルも高くなってくるんですよね。古文は直接自分が担当しましたので、結城さんが聞いてくれることは鋭かったです。ということは学力がついたってことなんですよね。じゃ、オンライン授業一本ではなくなって本校に夏から通うようになられた美優さんをご覧になっていて、お母さんが感じられたこと、心がけたことっていうのがあったら教えていただけませんか? ご家庭で心がけられたこと」
母「あまり家で弱音を吐くタイプではなかったので、そんなに波もなく過ごしていたんですけれど。こちらも特に何かするわけでもなく、っていう形だったんですが。やはり本番近くになって、夏の伸び悩みの時が一番辛かったっていうのは。ただ、こちらの『親身な指導』などを通じて、『先生方が本当に励ましてくれたことで、自分は乗り越えていけたんだ』ということを後になって聞くまではわからずに、『マイペースでやってるんだな』と思いながら日々をそのまま過ごすって形でいました」
小村「心がけておられたことっていうと健康ですかね、食事ですかね」
母「そうですね。ちょっと体調を崩しやすいところがありました」
小村「偏頭痛って書いてあったね」
結城「そうですね。頭痛持ちだったので、天気とかに左右されるので、その辺が」
母「生活リズムはなるべく崩さないようにというところで、本当に。後はご飯の方と、それくらいで、あまりちゃんとしたことはしてないんですけど
小村「いえいえ、ちゃんとしたことしてらっしゃる。じゃ、勉強しやすい家庭環境だったんですね」
結城「そうですね」
小村「では冬がきました。次は大学入学共通テストです。手応えはどうでしたか?」
結城「国立の大学はやっぱり、共通テストの配分が大きいので、結構共通テスト命って感じだったんですけど。やっぱり、数学もギリギリまで点数も不安定だったし、というのであったんですけど。直前まで、先生から『自分の間違えたところを直前に見るようにノートを作っておくといい』というアドバイスを受けて、それを作っていたので、当日にそのノートを見ることで落ち着いてできたので、共通テストが取れたので、本当に安心しました」
小村「なるほど。共通テストで一定の手応えを得たわけだね」
結城「そうですね」
小村「私立も全勝ですよね」
結城「それはやっぱり、私が将来やりたいことが狭くて、なかなか併願校ってのを決めるのが難しかったんですけど。『親身な指導』で氷嶋先生が五教科で、共通テスト利用で受けられるところとかをたくさん調べてくださって。それで、併願校が法政大学と武蔵野大学は一応受けておこうかなという程度だったんですけど。併願校選びもものすごくお世話になりました」
小村「この選択した学部学科というのは教育関係ですかね、特に学校教育とか」
結城「学校教育ではなくて、やりたいことは発達心理学というか教育学全般で」
小村「学校カウンセラーのような仕事かな? 視野に入れてる?」
結城「入るんですけど。子ども福祉というか、虐待、貧困。乳幼児を主に幸せを考えるっていうことがやりたくて」
小村「すると、将来は教職をとってということよりも」
結城「公認心理士と臨床心理士を取れる大学を選びました」
小村「なるほど。臨床心理士は聞いたことがあるんですが、公認心理士って初めて聞いたんですけども、その職業に就くことを考えていらっしゃいますか?」
結城「そうですね」
小村「なるほど。それも非常に具体的具体的でより目標が明確で。目標が明確なら、それに向かって、進んでいくことも明確になっていきますものね」
結城「そうですね、北海道大学の教育学部に入りたいっていう気持ちが強かったので、そのモチベーションを一年間しっかり持てて勉強できたと思います」
小村「すっと春から言っておられましたものね」
結城「はい、ずっと変わらなかったです」
小村「やっぱりそれで結果が出たんですね。次第が終わりました、最後の国立の北大の二次試験。出来はどうでしたか?」
結城「手応えはありましたね」
小村「あった!」
結城「『受かった!』と思いました」
小村「『受かった!』と思ったんだ」
結城「英語がやっぱり苦手で、自由英作文っていうのがあるんですけど。ここまで書けたことがなくて。ギリギリまで、氷嶋先生の指導を受けてたんですけど。時間内に書くっていうのがなかなかできなくて。本番で初めてその自由英作文を自力で書けたので、『もうこれはできた!』と思いました。本当に良かったです」
小村「結城さん、連絡くれたのがね、最後の最後だったんだよね。どうしたかなと思ってね。わかるんです、気持ちは。一番行きたい大学の発表を発表が頭を占めますもんね。それで『結城さんやった! 受かった!』って、みんなで喜んだんですよ」
結城「3月6日ですね、合格発表」
小村「そのあと、来てくれたんだよね。で、翌日、また写真を撮りに来てくれたんだよね。ありがとうございました。桜の花が咲いて、桜の花のような笑顔で報告してくれて、こんな嬉しいことはないです。美優さん、一年間振り返って、浪人生活でこれは言っておきたい、先生に対しても、自分に対してでも、友人に対してでも、誰でもいいです。最後にこれを言っておきたいってのを、受験生活の結びで教えてください」
結城「私が合格できたのは、『北海道大学に受かりたい!』っていう強い気持ちがあったからこそだと思うので、これから受験される方にはモチベーションというのを一番大事にしていただきたいと思ってて。将来の夢っていうのを、しっかり考えて。なんとなく有名大学に行きたいとか、偏差値の高い大学に行きたいとか、そういう気持ちもわかるんですけど。本当に大学で自分が何を学びたいのか、というのをしっかり受験する前に考えた方が、受かりやすくなると思いますし、そういう心持ちっていうのが大切だと思います」
小村「明確な目標に向かって具体的に一個一個頑張れってことですね」
結城「そうですね。こちらに明確な目標があると、予備校の先生もそれに合わせてサポートしてくださると思うので」
小村「そういう明確な目標があれば、私たちができることもやっぱり明確になってきますから」
結城「そうですね、サポートを受けやすいっていうのがありますね」
小村「確かにその通りだと思います。他に何かある?」
結城「そうですね、あとは本当に先生方に対する感謝ばかりになってしまいます」
小村「お母様どうでしょう? この一年間、早かったでしょう?」
母「早かったですね、本当に、志はあったと思うんですけど、ここに面接に来た時に、娘はとにかく『英語が嫌い』って言い切って、もう、本当に、英語に対する抵抗感が強かったのに、ここまで一年間で、本人が変わって来たっていうところは、見ていて『すごいな』っていう風に思いました。『英語、大事だからやりなさい』って言ってもなかなか、本当にもう、拒否反応しかなかった彼女がよくここまで変わってくれたなって。手応えを感じてくれたことにも感謝しています。全面的にバックアップしていただき、ありがとうございました」
小村「ありがとうございます。今日は、結城さん、お母さん、本当にありがとうございました
結城・母「ありがとうございました」
本対談動画は『多磨高等予備校』のホームページで!
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