多摩センター痛みのクリニック
【医療最前線】 50歳を過ぎたら、帯状疱疹の予防接種を
帯状疱疹の予防接種「シングリックス®︎」は、2回接種後90%の人に効果を発揮し、効果持続期間は10年以上といわれます
痛みでお困りの方お一人ひとりに合った治療を行い、少しでも快適に生活をして頂きたいと、気軽に相談して頂ける身近なクリニックを目指して今年2月に多摩センター駅前に開院した『多摩センター痛みのクリニック』。その福島悠基院長に、 最近注目を集めている帯状疱疹とその予防接種について教えていただきました。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、子ども時代に感染する水疱瘡のウイルスが原因で起こる病気です。
水疱瘡治癒後もウイルスは体内に潜み続け、加齢や疲労、ストレスで免疫力が下がると、ウイルスが再活性化し帯状疱疹を発症します。
日本人成人の90%以上はこのウイルスが潜伏していて、ウイルスに対する免疫が低下する50歳以降から発症頻度が増加し、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。
初期症状はピリピリとした神経痛から始まり、次第に痛みを感じる部分に皮疹が現れます。
この時に、感染は皮膚、神経共に生じているため強い痛みを感じ、中には睡眠、仕事もままならないなど生活に支障をきたす方もいらっしゃいます。
約1ヶ月で皮疹は治癒していきますが、実は発症した50歳以上の2割、80歳以上の3割の方が後遺症として帯状疱疹後神経痛(PHN)が残るといわれています。
帯状疱疹後神経痛とは
帯状疱疹後神経痛とはウイルスが神経を損傷することで、帯状疱疹治癒後も針で刺されるような鋭い痛みや痺れが月単位、年単位で続く病気です。
激しい痛みによって日常生活が困難になり、体力面・精神面ともに疲弊してしまうこともあります。
長年このような症状に悩まされ、当院に来院されている方も少なくはありません。
・高齢者
・女性
・重度の急性疼痛(発症してからの痛みが強い)
・前駆症状(皮疹が出現する前の疼痛)がある
・広範囲に広がる皮疹や重度の皮疹
これらに当てはまる場合、帯状疱疹後神経痛に移行するリスクが高いといわれています。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)の予防接種
帯状疱疹を予防するためには日頃の体調管理が重要ですが、その他に近年注目を浴びている帯状疱疹 不活化ワクチン(シングリックス®)の予防接種が有効になります。
シングリックス®は、2020年に登場したワクチンで、従来のワクチンと比べ有効性、持続期間、安全性が優れています。
従来のワクチンは60%の方に効果を発揮し、接種後約5年で効果は低下するといわれていましたが、シングリックス®は2回接種後90%の方に効果を発揮し、効果持続期間は10年以上と高い有効性を発揮しています。
当院はシングリックス®を推奨し、接種を行っています。50歳以上の方が主な対象となります。
ぜひ、シングリックス®接種をご検討ください。
その他、帯状疱疹後神経痛はもちろんのこと、なかなか改善しない痛みや痺れなど、痛みのクリニックとして患者さまそれぞれに沿う治療を行っておりますので、皆さま、お気軽にご相談、ご来院ください。
スポット名 | 多摩センター痛みのクリニック |
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住所 | 多摩市落合1-39-1 マグレブEAST8F(Google Mapで開く) |
お問い合わせ | |
時間 | 9:00~12:30・14:00~18:00/(土)9:00~13:00 |
休診日 | (水)午後※第1(水)は終日診療、(日)、(祝) |
駐車場 | マグレブEAST地下駐車場を利用 |
WEBサイト | |
備考 | *時間・休診日が掲載内容と異なる場合がございます。ご利用の際は事前にクリニックにご確認ください。 |