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もしもし 恒住

小村洋の「2023 合格対談15」

東京藝術大学(美)河合美空さん(青陵中→都立総合芸術高)と代表:小村洋

~勉強習慣ゼロからの藝大合格実現!~
『多磨ヨビ』の学びで好きな分野へ進めました

対談動画は、『多磨ヨビ』公式ホームページでご覧に!

小村:河合さん。今日はありがとうございます。今日は、河合美空さん。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科1年生。大学生活を謳歌している河合美空さんにおいでいただきました。
河合さんについては、私、保育園から経歴が言えるんですね。多摩市鶴牧のこころ保育園、それから豊ヶ丘小学校、青陵中学校、そして高校は都立総合芸術高校、それらを経て、東京藝術大学に合格し、今1年生で通学している生徒さんです。
なんで、こんな詳しく言えるかというと、私の次女の同級生、お友達なんです。多分一番仲がよかったんじゃないかな?

河合:そうですね、保育園の時。

小村:次女は今、私の郷里にいるんですけども。「美空ちゃん、美空ちゃん」って言って。私も「河合さん」っていうのが言いにくくて。「美空ちゃん」っていうイメージしかなくて。あの時の面影がそのまま大きくなったっていう感じで。よくうちの娘と遊んでくれて、ありがとうございます。

河合:いえいえ、こちらこそ。

小村:合格体験記を書いてもらったんですけど。〝勉強習慣ゼロ〟と書いてありますね。学校での教科の授業が少ないと。

河合:そうです。

小村:そんなところからスタートしたんですね。その辺のところから話していただきましょうか?

河合:高校が名前の通り芸術系で。私、音楽科でヴァイオリン専攻だったので、ずっと練習とか演奏会を優先していて。学校自体もあんまり、普通の勉強をやらせてくれなかったから、自分でやんなきゃいけなかったのですけど。なので、自分の家に帰っても練習するだけで、勉強習慣ゼロだったし。クラスも世界史とか、ないようなものだったので。受験の時は苦労しました。

小村:とはいえ、藝大に受かる生徒っていうのは学科の勉強もできる必要があるわけで。もちろん、実地もできるんだと思うんだけど。

河合:科にもよるんですけど。結構私が入ったところは高くないと入れなくて。美術学部は3教科、音楽学部は2教科でいいので。私が高校で所属していた音楽科の子たちは結構ゆるく勉強しても実技で入れるんです、2教科だから。私は、美術学部を受けたんで3教科勉強しなければならなくてそれが結構、回りとのギャップがあって、難しかったです。

小村:ということは予備校の勉強は必須だったわけですね。

河合:そうですね。

小村:なるほど。それじゃ、合格体験記に従っていきます。『多磨ヨビ』を選んだきっかけや魅力に感じたところ。「家から近い、小村先生を昔から存じていた」と。

河合:そうですね。

小村:うちの娘、よく遊んでもらいましたから。じゃ、勉強の方だ。「高校で普通授業が少なかった分、『多磨ヨビ』で補えてよかった」。続いて、「ゼロからのスタートだった世界史の勉強を始めて、授業で歴史を学んでいくのと同時に、私が個人的に勉強していた芸術/文化史ともリンクして、より充実した学習、インプットが可能になった」。それはよかったですね。とは言っても、芸術/文化史だけでは、教科の内容はないわけでしょう。

河合:はい。

小村:その辺は誰にどんな風に習ったんですか?

河合:文化史?

小村:文化史、もっと他の古文とか英語とかも入れていただいて結構です。

河合:世界史は池田先生だったんですけど。池田先生の授業のやり方が、自身の旅行体験の話を交えて話してくれたり、国ごとで特色もちゃんと知った上で、ただの文字の流れだけではないような勉強の仕方をさせてもらえたので、それが、面白くて。本を読むのが好きなので、物語みたいに世界史を勉強できて面白かったです。

小村:なるほど、世界史が印象的だったってことかな?

河合:そうですね。

小村:池田さん、あちこち世界を旅行しているんですね、それは面白いでしょうね。わかりました。体験記に従って続けていきます。「単語テスト、古文のテストをやった」って書いてありますね。

河合:そうですね。

小村:ちゃんと点を取れましたか?

河合:あんまり真剣に取り組んでない時期があったんですけど、途中から焦り始めてやるようになって、古文の単語がわかるようになるとだんだん読めるようになって。〝やってて良かったな〟って思いました。

小村:単語テストね、自分じゃなかなかやれないですもんね。

河合:はい。

小村:コーチングの思い出も少し書いてくれています。あ、そうか、コーチングの時間に単語テストをやったんだね。赤松先生に。最後のところをちょっと読みましょう。これから受験を迎える後輩たちへアドバイスをお願いします。「ちょっとでも興味のある分野、〝好きだな、学びたいな〟と思う分野を目指すことはイレギュラーかもしれないけれど、その自分の気持ちだけでも大きな原動力となります。〝自分が進んだその先で何をしているか〟とワクワクしながら想像できる目標を設定することが大事なことです」そうだと思います、こうありたいと思い描くことで進路が広がりますもんね。「学習方法も、進路も、〝これやってみたら面白いかも〟という自分の思いつきと感覚を信じて、片っぱしからトライしてください!」。その通りだと思いますね。やっぱり、興味あることは覚えますもん、勉強しますもん。少し補足してもらえますか? 合格体験記を。

河合:私の勉強方法とか進路の決め方も全部、未知のこと、今まで実績があったり、誰かが保証してるような方法じゃなくて、結構、ギャンブルみたいに自分の勘を信じて、〝これは面白そうだからやる〟みたいな、興味あったりワクワクする方を選んできたので、勉強方法もそれでトライしてたら楽しんで勉強することができたんで。誰かが「これは正しい」って言ってたからこの方法をやるってのは、もしかしたら成功者は多いかもしれないけど、自分はその一人になれるかもまだわからないから、〝自分のやり方をいろいろ試した方が良いんじゃないかな〟って思います。

小村:賛成ですね。私はよく、「心の声」っていう言葉を使うんですけど。生きているときに自分の本心と違う行動するの、ちょっと辛いですよね。心の声に従って生きていかれる方が、これ、最高ですよね。心の声と声がぶつかったときにはそれは調整が必要になって来るんだけど、可能であれば、自分の心の声に従って生きていきたいですよね。

河合:そう思います。

小村:興味関心、面白そうなこと。多分その方が伸びると思う。

河合:そう思います。

小村:「好きこそものの上手なれ」なんて言葉があります。好きなこと、やっていればいいんですよね。そう思います。

河合:そうです。

小村:すごく、話が合いますね。うちの娘もね、好きなことやってます。中学校も最後まで行ってくれたんだけど、高校受験しなかったんですよ。で、高卒認定資格。大学も放送大学、あんまし人間が好きじゃないそうで、自宅で映像を見てやってます。上も下もです。自分の高校の母校とか大学の母校とかに行って欲しかったけど、まあ、〝娘の心の声に従ってやってるんじゃ仕方ないな〟と思って。最後に自習室のこと、コーチングのこと、授業のこと。思いつくこと教えてもらえますか?

河合:自習室は2号館をずっと使ってて。

小村:勉強できた?

河合:結構。仕切りがあったから机に、それが好きで。そこでやってて、河原が近いから、お昼ご飯とか、河原に降りていって食べて、っていう感じで、気晴らしもあるし、結構気持ちいい感じで。自分の部屋みたいに使ってました。

小村:春は桜が綺麗だしね。

河合:そうなんですよね。さっきちょっと話したんですけど、コーチングは赤松先生にずっと付いてて、赤松先生は女の子同士だったし、年も近いし、お友達にみたいに接してくれて。

小村:優しいでしょ。

河合:はい、すごい優しくて。最近も外であって、一緒に遊んだりするんですけど。私の進路は他の人とかぶったりしてなかったし、多分、方法とか資料も少なかったから、でも、いろいろ調べてくれたりして、〝よく付き合ってくれたな〟と思います。

小村:よかった?

河合:はい。あと、授業は世界史が印象に残ってますかね。あと古文も、面白かったです。岡野先生の古文。

小村:うち、藝大合格、これまでにないんですよ。河合さんが1号なんですよ。この後はあるかもしれないけど。本当に芸術系のことやりたいなら一番いきたい大学だから、本校としては嬉しかったです。チラシ見て、「美空ちゃん載ってる」って。

河合:そう、チラシ見て、「これ美空じゃない?」って。すごい恥ずかしかった。

小村:じゃ、一通り話していただきました。今日は、保育園以来ずっと顔を見させていただいている河合美空さんに来ていただきました。今日は河合さん、ありがとうございました。

河合:ありがとうございました。

本対談動画は『多磨高等予備校』のホームページで!

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