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[みらいへつなぐ]
養蜂活動を通して、稲城の環境の素晴らしさを知る

週1回、学校の金工室や市内南山にある稲城養蜂道場、季節によって多摩川押立アカシア林にて活動しているのが、『稲城市立稲城第三中学校養蜂部』です。

農作物が育つのは。ミツバチの受粉のおかげです

始まりは前任の技術科教諭が、地元の養蜂家・塩原さんのお子さんが同校に入学したことを知ったのがきっかけ。技術科のカリキュラムに養蜂が組み込まれていたこともあり、中学校での指導をお願いしたのだそうです。今は、その塩原さんのお子さんが中心となって、現在の担当の加藤先生と一緒に生徒たちに指導をしています。

「養蜂部といっても、その活動はミツバチの面倒をみたり、蜂蜜を採取するだけではないんですよ」と加藤先生。

稲城市南山にある稲城養蜂道場

巣箱がずらりと並びます

生徒たちは、ミツバチが蜜を採取する花を育てるために、畑を耕したり種を植えたりといった作業から関わります。加えて、秋開催の「稲城市民まつり」と春の「三沢川 桜・梨の花まつり」に参加もしています。

「瓶に貼るラベルの絵を考えたり、ポスターの絵を描いたり、お客さまからいろいろな質問をいただいても、それにきちんと答えらるように予行演習もします。もちろんミツバチの生態などについても学びます」

ラベルは生徒のイラストで

ブースでは蜂の巣の様子も見ることができました

ミツバチや蜂蜜について全く知識がなかった生徒たちが、3年生になる頃には、そのセールスポイントや特長を自分の言葉で語れるようになるそうです。

「年に4日間ですが、接客の実践と当日へ向けての演習で、人と関わること・触れ合うことも上手になっていきます。みんな、明るい目をして、目的意識を持って高い気持ちで前向きに進められるように成長していきます」

実際、この3月に開催された「三沢川 桜・梨の花まつり」に設けられたブースでは、笑顔で接客。お客さんからの「アカシアと桜、どう違うの?」の質問にも丁寧に答えていました。

3/22・23に稲城市役所周辺で開催された「三沢川 桜・梨の花まつり」での様子

「入学して初めて養蜂部を知りました。他では体験できないことができそうで面白そうだなと」「瓶詰めの作業が楽しいです」「ラベルに絵を描くのも楽しい」
心身ともに成長著しい多感な中学生時代に貴重な体験を養蜂部で重ねています。

DATA)
稲城市立稲城第三中学校養蜂部
稲城市立稲城第三中学校(稲城市矢野口)の部活動の一つ。稲城で養蜂業を営む『多摩養蜂園』さんの協力のもと、2025年3月末で36名の部員が活動中。稲城市が力を注いでいるESD教育の取組としても注目を集めている。https://www.fureai-cloud.jp/inagi3j


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