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石橋を叩いて渡る日本人2

3月、新型コロナウイルスが中国武漢市で出現して1年4ヶ月が経とうとしています。今、日本では高齢者施設での感染の広がりが問題です。高齢者の中には認知症により3密を回避できない方が多くいます。その状況を打破するのは治療薬、ワクチンになるわけです。今回は従来の不活化ワクチンとは別物の核酸ワクチンです。まさに人類初ですが、今後も出現するであろう未知のウイルスの脅威に対してこの核酸ワクチンは主力を発揮してくれるでしょう。何せパンデミック下においても1年程度で基礎研究から臨床試験、生産までできてしまうのですから。一方、安全性は未知な点が最大の懸念ですが、各自冷静な判断で自己決定するしかありません。日本では欧米と比べて死亡者が少ないのも接種をためらう要因ですが、接種するのも然り、しないのも然り。こればかりは運を天に任せるしかありません。

武島内科クリニック
院長:武島 英人

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