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TamaHito 50
髙橋 賢さん
ベタですけど、人の役に立ちたいですね

制度に過度に依存しないシニアの健康作りを

多摩市の医療・介護業界で長く活躍し続けている髙橋さん。デイサービスや介護予防スタジオの代表を務める一方で、多摩コミュニティビジネス研究会やインクルスポーツクラブ多摩といったコミュニティの分野でも活動を広げています。

「医療法人で働いているときに、介護保険制度や社会保障問題を学ぶ機会が多かったんです。そこでこれからの超高齢社会においては税や社会保険だけでは立ち行かなくなると強く感じました。市民一人一人や民間企業がもっと真剣に超高齢社会について考え、税や社会保険に過度に依存しない社会を作っていかなければならないと勝手に使命感を沸き立たせていったんです」

それが、2016年の完全自費型の介護予防スタジオの開設につながります。

「未だ、大半のシニアの方が、お金をかけて自分の健康づくりをするという意識は低いと思います。けれど、これからの時代は、自分の健康のためにはしっかりとお金をかけていくべきだと思うんです。制度への過度な依存は、結局自分たちの首を絞めることにつながります」

誰もが地域で活躍できる、そんな仕組みも作りたい

継承する形で運営しているデイサービスは、シニアの就労の場の役割も持つと、髙橋さんは話します。

「高齢者にとって〝働くこと〟が一番の元気の源だと思うんですよ。働いて、人の役に立って、お金ももらえる。いくつになっても地域で活躍できることは生きがいにもつながります。民間の力で高齢者がもっと活躍できる仕組みづくりができたらと考えています」

コミュニティの分野でもしかり。

2018年に立ち上げた『多摩コミュニティビジネス研究会』では、ビジネスだけではなく、地域の活性化や地域の課題の解決、地域への貢献などについてさまざまな人が集い、学び、活動を展開しています。

「地元で頑張ってるお店の人は地域とのつながりがしっかりしているのが強みです。その強みを商売に生かすだけにするのではなくて、地域が元気になるために役立てることができたらいいなあと。そんな話をしています」

「ベタですけど、人の役に立ちたいですね。人に感謝されることはお金には換算できない喜びがある。そして、地域の仲間たちと想いを共有しながら取り組んでいく楽しさは最高ですね」

『デイサービス ろーるきゃべつ』で利用者さんに体操指導する髙橋さん

プロフィール

1970年山形県米沢市生まれ。高校卒業後、理学療法士の学校で学ぶために上京。理学療法士として医療機関に勤務後、医療法人にて病院・介護施設の運営に携わる。2015年独立。多摩市諏訪に中高年に特化した介護予防スタジオを開設。2020年には先代の思いを継ぎデイサービスを継承。多摩市を拠点に、障害福祉、健康、高齢者活躍支援、商店街活性化等の分野で活躍中。合同会社SLIST(トレーニングスタジオestデイサービスろーるきゃべつ)代表、多摩コミュニティビジネス研究会代表。府中市在住。

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