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酸蝕症(さんしょくしょう)の予防法

「酸蝕症」をご存知ですか。酸によって歯が溶けてしまう症状です。酸性の高い飲食物を多く摂取することで、口の中が酸性に傾き、歯の表面のエナメル質が分解し、溶け出してしまいます。結果、柔らかい象牙質がむき出しになり、知覚過敏になったり、むし歯が急に進行したりと、さまざまなトラブルを呼び込んでしまいます。最近の猛暑で熱中症予防に活用されるスポーツドリンクも酸蝕症を引き起こす原因となります。実はスポーツドリンクのph値は3.5程度で、エナメル質が溶け出すph5.5よりも高いのです。酸蝕症の予防法は、飲食をだらだら続けない、就寝前に酸性の強い飲食物は避ける、食後30分程時間を空けて歯磨きをする、唾液の分泌を促す等です。「4人に1人が酸蝕症」ともいわれる現在。スポーツドリンク等の清涼飲料水も上手に活用しつつ、お口の健康を維持していきましょう。

永山センター歯科
院長:長井 哲弥

 

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