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アレルギー性結膜疾患の最前線

アレルギー性結膜疾患の中でも花粉症、とりわけ春先に生じるスギ花粉症は、毎年非常に多くの方が発症します。花粉症の目の症状を花粉性アレルギー性結膜炎と特に呼びますが、アレルギー性結膜疾患の患者さんの約85%は花粉性アレルギー性結膜炎と推定されます。医師により「アレルギー性結膜炎」と診断された方は約15%も報告され、我が国の約2,000万人いるアレルギー性結膜炎の患者さんの大半は花粉症によるものと推測されています。日本気象協会の発表では2023年は例年より飛散量が多いとされ、注意が必要と思われます。アレルギー性結膜疾患の治療は薬物治療が中心となります。第一選択は抗アレルギー薬であり、重症度によりステロイド点眼薬等を考慮します。ここ最近はアレルギーの迅速診断キットや新しいタイプの点眼薬も開発されています。お気軽にご相談ください。

多摩センターわたなべ眼科
院長:渡辺 裕士

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