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[ワカモノ コラム]現役音大生が企画制作・運営、そして演奏したコンサート

音大生が卒業した後のキャリアは実にさまざま。
さらなる学びの道へと進学・留学する人、音楽に関わる企業に就職をする人、全く別の分野への仕事をする人。
一方で、プロの音楽家への道を進む人もいます。ただ、自分がやりたいと思う演奏だけをやっていくというわけにはいかない人が多いのです。
でも、演奏することが楽しくて、好きでたまらない。音を奏でることが好きで好きでたまらない。

そんな音楽家の卵たちの演奏を届けるコンサートを、企画・立案や舞台スタッフの技術を昭和音楽大学で学ぶ現役音大生を中心に結成した『モリキカク』がプロデュース。「現役音大生によるショーケース」として、20229月、そして更なる成長の姿を持って20233月に開催しました。

同じ昭和音楽大学で学ぶ学生と共に、自分たちの将来を見据え、音楽家として進むべきさまざまな道を模索し、〝自分らしさを表現する場〟を作りたい音楽家と一緒に成長していく姿をお届けしたいと活動をスタートしました。

関わる全ての学生とどんな公演にするかを話し合い、学びを重ね続けた日々。

「演奏会を通して自分自身が本当に何をやりたいのか」を考えるきっかけを作り、演奏家が自分自身の音楽と正面から向き合ってもらえるようにすること。
演奏家も含め、コンサート制作のノウハウを学び、この経験を生かして、将来自分たち自身でコンサートを企画できる力をつけ、音楽活動への第一歩へとすること。

この2つを大きく目的に掲げ、歩んできました。

9月の公演は、それぞれが心を一つにして丁寧に準備を重ねてきたものの、コロナ禍ということで一般公開を控えての開催となりました。終演後、3月の公演へと再びスタートを切ったのです。

そして迎えた324日(金)18:00開場。多くのお客さまが会場のパルテノン多摩小ホールを訪れるなか、18:30開演で、素晴らしい演奏が繰り広げられました。運営スタッフの接客も丁寧で、訪れた人にとっては最高の時間となりました。

さあ、新年度のスタート。
21歳になる学生たちがどのように成長し、飛躍していくのか、楽しみです。

モリキカク 代表:森照覚さん

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