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眼精疲労の最前線

 「眼精疲労」とは、眼を使う仕事を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・充血等の目の症状や、頭痛・肩こり等の全身症状が出現し、休息や睡眠を取っても十分に回復しえない状態をいいます。原因は、多くは度の合わない眼鏡を使用していたり、老眼の初期等で無理な近業作業をした場合等です。緑内障や白内障でも眼精疲労が出現することがあり注意が必要です。最近は、特に、パソコン等を使用する機会が増えたため、これが原因の眼精疲労が増えています。眼精疲労の治療は、原因を特定し発見されれば排除することが必要です。眼鏡が合わない場合は作り直したり、目の病気が発見されれば治療したりします。パソコンを使用する機会の多い人は、適度な休息を取りながら行うことが非常に大切です。眼精疲労に特効薬はありませんが、ビタミン剤の配合された点眼薬が処方される場合があります。顔面けいれんとは、片側の顔の筋肉が無意識に勝手に収縮したり弛緩したりしてピクピク動くものです。
顔の筋肉には、目を閉じるための筋肉、笑うときに使う筋肉、口を閉じたり開けたりするときに使う筋肉などがあります。これらの筋肉が勝手に動いてしまうことが原因で、顔面の筋肉の動きを司る神経(顔面神経)が脳の中を走る動脈に触れることで圧迫・刺激を受けることが挙げられます。
治療は、前述の神経への圧迫が原因とされるので、この圧迫を解除するような神経血管減圧術が行われることがあります。また、勝手に動く筋肉にボツリヌスA毒素製剤を少量注射して、けいれんを止める方法もあります。
けいれんが起きるようでしたら、一度、眼科専門医を受診することをお勧めします。ご心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。

多摩センターわたなべ眼科
院長:渡辺 裕士

#健幸 #健康 #KENKOU

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