不登校の子どもへの親の対応
先月は、子どもの話に耳を傾けることの大切さについて書きました。でも面接などでこのことを話すと、保護者の方からは「聞いても子どもが話さないんです」とよく言われます。子どもからすると、考えていることが言葉にならないのかもしれません。そのような時は、子どもが好きなものに興味を持つことから始めてはどうでしょうか? 子どもの好きなゲームを一緒にやってみるとか、好きなテレビ番組を一緒に見てみるとかでもよいと思います。時間を一緒に過ごすだけでも意味のあることですし、感想を話したりできれば、尚良いと思います。親が自分のために時間を使ってくれること、そして、〝親が自分のことを理解しようとしてくれている〟と子どもが感じられることは、多くの場合、親が思っている以上に子どもには大きな意味があり、良い変化をもたらします。
聖蹟桜ヶ丘心理相談室
臨床心理士:波多江 洋介
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